エコロスを手軽に・継続して防げる手段のひとつである「IoT家電」に興味
環境負荷軽減に向けた取り組みについて、「手軽にできる方法を知りたい」について「とてもあてはまる」「ややあてはまる」と答えた人は全体で63.4%、女性に絞ると73.1%という高い結果でした。(男性53.8%)一方で、女性の49.5%が「やり方がわからない」と回答、意欲的ではあるものの具体的な手法を求めているという結果に。
手軽にエコを取り入れたり、エコの知識不足を補うことができる「IoT家電の導入」に関しては、コロナ禍でエコ意識が高まった人の74.0%が「興味あり」と回答。性別・年代別では、20代女性が高い結果でした。(「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計で50.3%)
調査対象:20~69歳 男女 4,000人を地域別に割付
※地域×性年代ごとの人口構成に合わせてウェイトバック集計を実施
※関連業種(化粧品・トイレタリー関連業、美容関連業、調査業、広告代理業、マーケティング業)は除く
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2022年4月1日~3日
監修者コメント
2020年、私たちの働き方や休暇の過ごし方を含め、世界中の生活様式は大きく変化しました。活動が制限された結果、CO2排出量は前年比で5.4%の削減に留まりました。旅行を控えるなど大きな行動制約があったにもかかわらず総量の変化が少なかったのは、自宅で過ごす時間が増え、家庭由来のCO2の排出がむしろ増加したことが要因の一つとして推察されます。
世界が2050年まで継続して食品廃棄物を半減することができれば、これらを収穫するまでに発生する260億トンの温室効果ガスが削減できます。さらにその先の森林保全まで考慮するとおよそ750億トンも削減が可能、これは100ある温室効果ガス削減策の中でも3番目に高い効果があることが示されています。(「DRAWDOWN」より)
エコロス調査は、日頃の生活の中で発生するエコロスに気づきを与える大変意義のあるものです。
http://wada-yuki.com/
コロナ禍以降、光熱費節約や環境問題への意識が高まる一方、在宅時間の増加により、家庭では無意識に環境負荷を増やすエコロスが増えています。今回、エコロスの中でも間違った知識で行っているエコアクションを顕在化するためクイズ形式で出題しましたが、最も正答率が低かった「エアコンの風量設定」はこれからの季節である夏に特に注意が必要です。
他にも、扇風機やサーキュレーターの併用は、冷気のムラをなくし体感温度を下げる効果があるため、エアコン単体で使用するより省エネ効果があります。各家庭で意識することが社会全体の環境負荷を減らすことに繋がりますので、ぜひみんなで取り組みましょう。