いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかる心臓の病気があります。原因と症状、治療法、ケアの方法などについてご紹介します。今回は【心室中隔欠損症・心房中隔欠損症】についてです。
心室中隔欠損症・心房中隔欠損症ってどんな病気?
【心室中隔欠損症】
生まれつき左右の心室の間の壁に穴があいているために、左心室の血液が右心室に流れ込んでしまう病気です。この病気特有のかなり大きな心雑音が聞こえるため、生後すぐでも発見されることが多いものです。
生まれつき左右の心室の間の壁に穴があいているために、左心室の血液が右心室に流れ込んでしまう病気です。この病気特有のかなり大きな心雑音が聞こえるため、生後すぐでも発見されることが多いものです。
【心房中隔欠損症】
生まれつき左右の心房の間に穴があいている病気です。心室中隔欠損症に比べると、左右を行き来する血液量が少ないので、心雑音は聞き取れないほど小さいことも多く、気づくのが遅くなることがあります。
生まれつき左右の心房の間に穴があいている病気です。心室中隔欠損症に比べると、左右を行き来する血液量が少ないので、心雑音は聞き取れないほど小さいことも多く、気づくのが遅くなることがあります。
治療とケア
【心室中隔欠損症】
成長に伴って自然に穴が塞がることがあるため、穴が小さい場合は体調を管理しながら2~3才まで経過を見ます。穴の大きさが4㎜以下の場合は自然に閉じる可能性が特に高いようです。
ただし穴が閉じない場合は、そのままにしておくと心臓内の血液がよどんだり、乱流が起きたりして、そこから細菌感染し細菌性心内膜炎を起こすこともあります。穴が小さくなる兆候がなかったり、穴が元々大きいような場合は手術を行います。
成長に伴って自然に穴が塞がることがあるため、穴が小さい場合は体調を管理しながら2~3才まで経過を見ます。穴の大きさが4㎜以下の場合は自然に閉じる可能性が特に高いようです。
ただし穴が閉じない場合は、そのままにしておくと心臓内の血液がよどんだり、乱流が起きたりして、そこから細菌感染し細菌性心内膜炎を起こすこともあります。穴が小さくなる兆候がなかったり、穴が元々大きいような場合は手術を行います。
【心房中隔欠損症】
自然に穴が塞がることはあまり期待できません。疲れやすかったり、左から右への流れ込みがひどい場合は、小学校入学前に手術で穴を塞いだり、カテーテル治療を行うことがあります。専門医とよく相談しながら治療を進めます。
自然に穴が塞がることはあまり期待できません。疲れやすかったり、左から右への流れ込みがひどい場合は、小学校入学前に手術で穴を塞いだり、カテーテル治療を行うことがあります。専門医とよく相談しながら治療を進めます。
まとめ
子どもがかかる心臓の病気の中でも比較的よくある病気についてご紹介しました。気になる症状があったら、専門の医師に相談しましょう。
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