2019年1月12日 更新

子どもがかかる腎臓の病気【急性腎炎】って?

0~6才の子どもがかかる腎臓の病気の原因と症状、治療法、ケアの方法などについてご紹介します。今回は【急性腎炎】についてです。

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いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかる腎臓の病気があります。原因と症状、治療法、ケアの方法などについてご紹介します。今回は【急性腎炎】についてです。

急性腎炎ってどんな病気?

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腎臓にはボーマン嚢という袋に包まれたボール状の毛細血管のかたまりがあります。これを糸球体といい、血液をろ過する役目を持っています。腎臓の炎症の多くはこの糸球体で起こるもので、これが【急性腎炎】です。

主な症状は血尿、むくみ、高血圧です。炎症を起こした糸球体からしみ出した結果、血尿が出て、重症になると赤ワイン色になることも。むくみは腎臓が不必要な体内の水分を排出できなくなったために起こります。さらに血圧が上がるせいで、だるくなり、子どもでもゴロゴロして、食欲が落ちてきます。

治療

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特別な治療法はないので、安静と食事療法が中心になります、むくみが強かったり、高血圧の症状が顕著なときは、入院して利尿薬や降圧薬を使い、安静・保温・食事療法を徹底して行います。退院後もしばらくは医師の指示に従って経過観察を行います。

ホームケア

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家庭での食事療法は、腎臓に負担のかからないように、塩分と水分を制限します。むくみが取れ、血圧が下がってきたら、少しずつ体を動かし、食事の制限をゆるめていきます。

普通は3~6ヵ月、長くても1年で回復しますが、こじれて慢性になると生涯この病気と付き合う可能性もあります。そのため、早期に適切な治療を受けることが大切です。

まとめ

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子どもがかかる腎臓の病気の中でも比較的よくある病気についてご紹介しました。気になる症状があったら、専門の医師に相談しましょう。
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