子どものがんは胎児期に発生するものもあり原因不明が多いのですが、治療法は昔に比べて格段に進歩していて、早期発見すれば治癒率も飛躍的に高くなっています。今回は【神経芽細胞腫】の症状や治療法などについてご紹介します。
神経芽細胞腫(しんけいがさいぼうしゅ)って?
交感神経から発生するがんで、腎臓の上にある副腎から発生することが最も多く、その場合おなかにしこりがあることで気づきます。原因は不明ですが、約7割が3才までに発症しています。
症状
おなかのしこりのほか、顔色が悪い、体重が減る、イライラするなどが主な症状で、腹痛、呼吸困難、眼球が飛び出る、皮下のしこりなどが見られることもあります。がんが背骨の近くから発声すると、腫瘍が脊髄を圧迫し、急激な下半身のまひが起きることもあります。
治療
原則的には手術で腫瘍を摘出します。その後、抗がん剤の投与、放射線治療を行います。神経芽細胞腫は、年齢、腫瘍の性質とその広がり方によって治療法が違ってきます。治療方針は専門の施設で十分に検討したうえで決定されます。
まとめ
近年の医療の進歩により、早期発見すれば治癒率も飛躍的に高くなっています。しっかり信頼できる病院を探しましょう。また、全国のがん診療連携拠点病院などに設置されている「がん相談支援センター
」では、どなたでも無料でがんに関する相談ができます。
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