子どものがんは胎児期に発生するものもあり原因不明が多いのですが、治療法は昔に比べて格段に進歩していて、早期発見すれば治癒率も飛躍的に高くなっています。今回は【網膜芽細胞腫】の症状や治療法などについてご紹介します。
網膜芽細胞腫(もうまくがさいぼうしゅ)って?
目の網膜にできるがんで、ほとんどが3才までに発症します。片目または両目に起こり視力が低下しますが、視力の状態を自分で説明することができないため、目の内で大きくなった腫瘍に光が反射し、瞳孔が白く見えることで気づくことが多いです。
症状
視力の低下のほか、斜視や結膜の充血を伴うこともあります。進行して脳に転移すると、頭痛や嘔吐を起こします。
治療
腫瘍が小さく視力が十分に残っている場合は、光擬固や冷凍擬固など局所治療だけで済むこともあります。また、抗がん剤治療で腫瘍を小さくしてから局所治療をします。
腫瘍が大きい場合は、生存を第一に考え、眼球を摘出します。眼球摘出を避けるために、なるべく早く気づいてあげることが大切です。目の様子がおかしいと思ったら、小児科、眼科の医師に相談しましょう。
腫瘍が大きい場合は、生存を第一に考え、眼球を摘出します。眼球摘出を避けるために、なるべく早く気づいてあげることが大切です。目の様子がおかしいと思ったら、小児科、眼科の医師に相談しましょう。
まとめ
近年の医療の進歩により、早期発見すれば治癒率も飛躍的に高くなっています。しっかり信頼できる病院を探しましょう。また、全国のがん診療連携拠点病院などに設置されている「がん相談支援センター
」では、どなたでも無料でがんに関する相談ができます。
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