2019年8月28日 更新

妊娠希望なら知っておきたい!"タバコとお酒"のリスク

妊娠を希望するなら知っておきたい、たばことお酒との付き合い方。

妊娠中のタバコで、乳幼児突然死症候群のリスクが高まる

妊娠希望なら禁煙はマストです!
タバコは卵巣や子宮の機能を低下させるといわれています。いつかは産みたいと思うなら、妊娠力をキープするためにもタバコはやめましょう。
 (2011)

タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があるため、妊娠中にタバコを吸うと母体の血行が悪くなります。
血液中の一酸化炭素の濃度も濃くなるだけでなく、胎盤の発育にも影響を与えるので、べビーに十分な酸素と栄養を届けにくくなります。
その結果、ベビーの成長を妨げ、早産や低出生体重児のリスクが高まるのです。

無事に出産できたとしても、出産後のタバコは乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まると考えられています。直接タバコを吸わない場合でも、周囲のタバコの煙を吸う受動喫煙にも注意が必要です。
喫煙者が近くにいるのであれば、禁煙あるいは喫煙スペースで吸ってもらうなど、協力してもらいましょう。

妊娠中のアルコールで胎児性アルコール症候群になる可能性

妊娠中にアルコールを飲むと流産、死産、赤ちゃんの異常が出ることがあります。妊娠中のアルコール摂取にも気をつけましょう。妊娠中のアルコール飲用により胎児の奇形と脳の障害が起きることが確認されています。
それが「胎児性アルコール症候群」です。

「胎児性アルコール症候群」とは?

特徴は以下の三つの徴候です。

・成長遅延:子宮内胎児発育遅延、出生時の低体重、低身長
・中枢障害:発育遅延、筋緊張低下、精神遅滞
・特異顔貌:小頭症、人中形成不全、薄い上唇など

これらが全て揃わないことも多く、とくに特異顔貌は見られないが、精神発達遅滞や認知・行動異常などの中枢神経障害がみられるものが多いのです。欧米では精神遅滞の10~20%がアルコール性によるものと推測されているほどです。

◆飲酒量の影響なの?

一般に飲酒量が多いほど異常が発生しやすいですが、胎児に影響しない飲酒の安全量は確立されていません。あくまでおおよその目安は次の通りです。

【1日のアルコール量と胎児への影響】

・1杯未満・・・影響は少ない
・6杯以上・・・奇形の発生が明らかに高くなる
・8杯以上・・・胎児アルコール症候群発症率30~50%

※アルコール1杯とは、

ワイン:グラス1杯
日本酒:コップ半分
ビール:350ml 1本

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sena sena

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