2歳9ヵ月になる筆者の娘は、Eテレの「いないいないばあっ」が大好き。番組のオープニングが始まると、「ワンワン、こんにちは」「うーたん、こんにちは」とそれぞれに挨拶をするほどお気に入りの番組です。
しかしある日突然、「いないいないばあっ」を嫌がるようになりました。大好きだったはずのオープニングが始まっても「ママ、テレビ消して」と怯えたようにテレビから目をそらすようになったのです。それでも筆者が消さずにいると、「ママ、テレビ嫌だ」と泣くようになってしまいました。
娘の変わりように驚いた筆者は、かかりつけの小児科で娘の状況を相談。するとこの時期の子どもの心の成長と、その心を守るための対策が見えてきたのです。
しかしある日突然、「いないいないばあっ」を嫌がるようになりました。大好きだったはずのオープニングが始まっても「ママ、テレビ消して」と怯えたようにテレビから目をそらすようになったのです。それでも筆者が消さずにいると、「ママ、テレビ嫌だ」と泣くようになってしまいました。
娘の変わりように驚いた筆者は、かかりつけの小児科で娘の状況を相談。するとこの時期の子どもの心の成長と、その心を守るための対策が見えてきたのです。
自分が理解できないことで心に生まれる「不安」
2歳児と言えば、激しい「イヤイヤ期」がよく知られています。娘がテレビを嫌がるようになったのは、このイヤイヤ期の一つだろうと思っていました。そのことを小児科の先生に話すと、「それもあるかもしれないけど、最近その番組を見ているときに娘さんが嫌がったり、怖がったりした出来事はありませんか?」と聞かれました。
そう言われてみると数日前、ちょうど娘が番組を見ている最中に、夫が解除していなかったアレクサ(スマートスピーカー)のアラームが大音量で流れ始めたことを思い出しました。その時筆者は娘がテレビを見始めたことで安心し、別の部屋に洗濯物を取りに行っていたのですが、スピーカーの音と娘の泣き声で慌てて駆けつけました。
その話を先生にすると、「驚いたことや怖い思いをした体験がテレビ番組と紐付いている可能性があります」とのこと。2歳頃はまだまだ理解できないことが多く、それが心の中に「不安」となって残ってしまうことがあるそうです。確かに娘はニュースやアニメなどは何ともないのですが、「いないいないばあっ」を特に嫌がっていました。
このことから、「いないいないばあっ」が怖いのでは無く、「いないいないばあっ」を見ている時に起こったこと(突然アラームが大音量で流れた)が「不安」として心の中に残ってしまったのかもしれないと思いました。
子どもが不安がっているときにとった3つの対策
子どもの心に不安が膨らんでいくと、「トラウマ」になりかねません。そこで、その不安を大きくさせないための3つの対策を小児科の先生に教えてもらいました。
①怖がらせない
子どもが怖がっている様子に気付いたら、その原因となるものを素早く取り除くことが大切だそうです。我が家の場合では、テレビを消すことで子どもは安心することができました。この時のポイントは、無理やり克服させようとしないこと。「怖くないよ」と言っても泣きじゃくり拒否する場合は、子どもの気持ちを最優先で考えてあげることで不安が膨らむのを防ぐことができます。
②不安にさせない
怖がった後は落ち着くまでそばにいて抱きしめてあげることで子どもは安心します。どんなに忙しくても、子どもが泣き止み、安心して遊び始めるまではそばから離れないようにすることが大切です。そうすることで、不安なことがあっても親が近くにいると大丈夫だという気持ちが育つそうです。