スモールステップ法
発達障害児は、こだわりが強い・新しいことに挑戦する際の警戒心が強い・自分の気持ちを伝えるのを苦手とする子が多いです。そのため、尿意を感じる→排泄する→排泄後の後処理 までの一連の流れを細かく分けて目標を立て、その目標が達成できたら次の段階へと進んで行く、スモールステップ法に効果があると言われています。
《例》
1.排泄をトイレやおまるでするものと認識させる
2.『出る』ことを伝える
3.トイレを使用させたい場合、トイレの空間に慣れる
4.便座・おまるに座る練習(服を脱ぐのを嫌がる場合は、服を着たままから始める)
5.排泄する
6.拭き取る
7.服を着る
8.水を流す
9.手を洗う
上記に挙げた例はあくまで一例です。子供の特徴に合わせてステップの一部を省いたり、更に細かいステップを加えることが必要になってくるケースもあるでしょう。
また、中には言葉による説明をなかなか理解ができない子もいます。そういった場合には、絵カードを利用して、視覚からトイレの流れを理解することも効果的と言われています。
《例》
1.排泄をトイレやおまるでするものと認識させる
2.『出る』ことを伝える
3.トイレを使用させたい場合、トイレの空間に慣れる
4.便座・おまるに座る練習(服を脱ぐのを嫌がる場合は、服を着たままから始める)
5.排泄する
6.拭き取る
7.服を着る
8.水を流す
9.手を洗う
上記に挙げた例はあくまで一例です。子供の特徴に合わせてステップの一部を省いたり、更に細かいステップを加えることが必要になってくるケースもあるでしょう。
また、中には言葉による説明をなかなか理解ができない子もいます。そういった場合には、絵カードを利用して、視覚からトイレの流れを理解することも効果的と言われています。
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【体験談】自閉スペクトラム症の娘のトイトレ(1回目)
筆者の娘は高機能自閉症。実は、娘が1歳7ヵ月の時に、一度数日間だけトイトレをしたことが…。丁度この頃は、娘に何かしら発達障害があるかも…と気付き始めた時期でした。
それなのに、なぜこんな早い段階でトイトレを試みたのかと言うと、それは祖母からの相次ぐプレッシャーが理由です。最初に述べたように、祖母の子供たち2人は、1歳頃にはオムツをしっかり卒業していたため、何も始めてすらいない筆者に「やらないことには、取れるものも取れないわよ!」と、当時よく言われていました。
どう考えても、無理がある…と内心思っていたものの、話をする度に言われたのもあり、とりあえず一度やってみてダメなら、祖母も勧めてくるのを止めてくれるだろうと目論んだのが事の次第です。
そして、試しにやってみた結果は、見事に惨敗。
・トイトレ初日
朝9時過ぎにオムツを替え、13時の段階でおしっこをしていなかったので、オムツを外しておまるに約10分間座らせるも、何も出ず。その後暫くして、オムツでおしっこ。
・トイトレ2日目
自分の気が乗らず、トイトレお休み。
・トイトレ3日目
午前中、約1時間程オムツなし(すっぽんぽん)で過ごさせる。途中、運良くうんちをいきみ出したので、すかさずおまるに座らせるも、小粒のうんちが出たところで、するのを止めてしまった感じあり。
午後になり、再びオムツなしで2時間程過ごさせる。すると、おまるに手を添えて、カーペットにおしっこ。直ぐにおまるに座らせたものの、嫌がって泣くだけでそれ以上は出ず。汚れたカーペットを掃除し終わった直後、同じ場所でカーペットにおしっこ。再びおまるに座らせるも、やはり嫌がって泣く。
トイトレをしたのは、実質2日間。おしっこの間隔もバラバラで、言葉の理解力もほぼない娘に、これ以上続けるのは無理と判断し、トイトレ1回目は終了。しかし、とりあえずトイトレを試みたことで、目論見通り祖母からプレッシャーを掛けられることはほぼ無くなりました。
それなのに、なぜこんな早い段階でトイトレを試みたのかと言うと、それは祖母からの相次ぐプレッシャーが理由です。最初に述べたように、祖母の子供たち2人は、1歳頃にはオムツをしっかり卒業していたため、何も始めてすらいない筆者に「やらないことには、取れるものも取れないわよ!」と、当時よく言われていました。
どう考えても、無理がある…と内心思っていたものの、話をする度に言われたのもあり、とりあえず一度やってみてダメなら、祖母も勧めてくるのを止めてくれるだろうと目論んだのが事の次第です。
そして、試しにやってみた結果は、見事に惨敗。
・トイトレ初日
朝9時過ぎにオムツを替え、13時の段階でおしっこをしていなかったので、オムツを外しておまるに約10分間座らせるも、何も出ず。その後暫くして、オムツでおしっこ。
・トイトレ2日目
自分の気が乗らず、トイトレお休み。
・トイトレ3日目
午前中、約1時間程オムツなし(すっぽんぽん)で過ごさせる。途中、運良くうんちをいきみ出したので、すかさずおまるに座らせるも、小粒のうんちが出たところで、するのを止めてしまった感じあり。
午後になり、再びオムツなしで2時間程過ごさせる。すると、おまるに手を添えて、カーペットにおしっこ。直ぐにおまるに座らせたものの、嫌がって泣くだけでそれ以上は出ず。汚れたカーペットを掃除し終わった直後、同じ場所でカーペットにおしっこ。再びおまるに座らせるも、やはり嫌がって泣く。
トイトレをしたのは、実質2日間。おしっこの間隔もバラバラで、言葉の理解力もほぼない娘に、これ以上続けるのは無理と判断し、トイトレ1回目は終了。しかし、とりあえずトイトレを試みたことで、目論見通り祖母からプレッシャーを掛けられることはほぼ無くなりました。
トイトレ準備段階
2歳11ヵ月~3歳0ヵ月
1回目のトイトレを止めた後、暫くは娘におまるを見せることすらなく、おまるはクローゼットで眠ってる状態でした。去年の夏9月、主人の転勤で引っ越し。新居での生活が落ち着いてから、おまるをバスルームに設置したのが同年11月(当時、娘2歳11ヵ月)。この時点では、先ずおまるの存在に慣れてもらうことからスタートしました。
初めのうちは、ボウル部分を取り外しては遊び、座らせようとすると嫌がることが多かったものの、1ヶ月程経つと徐々に慣れ、オムツ替えのタイミングでたまにおまるに誘うと、本人の気が向いた時は座ってくれるようになり若干の進歩。拒否された時は、「じゃあ、また今度座ってみようね」という感じで、無理強いはしませんでした。
この頃から、朝シャワーを浴びた後、おまるの真横に立ったままおしっこをすることが数回あり、その都度「出る時は、おまるに座ってするんだよ」と言ってみるものの、理解している感じは見られませんでした。
初めのうちは、ボウル部分を取り外しては遊び、座らせようとすると嫌がることが多かったものの、1ヶ月程経つと徐々に慣れ、オムツ替えのタイミングでたまにおまるに誘うと、本人の気が向いた時は座ってくれるようになり若干の進歩。拒否された時は、「じゃあ、また今度座ってみようね」という感じで、無理強いはしませんでした。
この頃から、朝シャワーを浴びた後、おまるの真横に立ったままおしっこをすることが数回あり、その都度「出る時は、おまるに座ってするんだよ」と言ってみるものの、理解している感じは見られませんでした。
3歳1ヵ月~3歳3ヵ月
今年に入って直ぐ、ある日突然オムツが汚れると「パピ(おしっこ・うんちの意味)」と言って、自らオムツを取りに行くという進歩がありました。
最初の1週間は、「出たよ!」という事後報告は1日1回ペース。2週目以降になると1日平均3回に増え、調子が良い日はほぼ完璧に知らせることもできるようになりましたが、逆に丸1日知らせてくれない日もあったりで、結構波もありました。
そんな中、「パピ」と言ってきたのでオムツをチェックすると濡れてない。そして、その数分後再び「パピ」と言ってくると、今度はちゃんとおしっこしていた…ということが数回ありました。恐らく、このパターンの時は、おしっこが出そうな感覚が何となく分かっていたんだと思います。
最初の1週間は、「出たよ!」という事後報告は1日1回ペース。2週目以降になると1日平均3回に増え、調子が良い日はほぼ完璧に知らせることもできるようになりましたが、逆に丸1日知らせてくれない日もあったりで、結構波もありました。
そんな中、「パピ」と言ってきたのでオムツをチェックすると濡れてない。そして、その数分後再び「パピ」と言ってくると、今度はちゃんとおしっこしていた…ということが数回ありました。恐らく、このパターンの時は、おしっこが出そうな感覚が何となく分かっていたんだと思います。
3歳4ヵ月~3歳5ヵ月
おしっこ・うんちが出た際の事後報告が、完璧になりました。シャワー後必ずおまるに座ってくれるようになり、座った際には「イェイイェイ*(おしっこ)、しーしー。パピ*(うんち)、んッー。」と声掛けし、ちょっとしたイメージトレーニングを開始。直ぐに、娘も一緒になって声出しするようになりました。
*イェイイェイ・パピは、どちらも娘が作った造語です。
就寝中のおしっこの回数が、月に2~3回程度にまで激減。おしっこをしたくなった時は、目を覚ましてオムツの中におしっこをし、自らオムツを取りに行き、オムツ替えをしてからまた寝る。又は、寝ている間におしっこした時も、おしっこしたことに気付いて起き、オムツ替えを催促。この間、濡れたおむつのまま朝を迎えたのは1度だけでした。
就寝中のおしっこが殆どなくなったことにより、朝目覚めて直ぐにおしっこするようになったため、毎日ではありませんでしたが、娘をおまるに誘ってみることに。娘がやる気がある時は、オムツを取っておまるに座ってくれましたが、肝心のおしっこは出ず…と言うよりも出さず。少しするとオムツを穿きたがり、オムツを穿いた途端におしっこするパターンが続きました。
この頃には、短時間ならおしっこを我慢できるようになっているのは明らかでした。シャワー後、おまるに座ってる間に、ほんの少しだけ(数滴程度)おしっこ。オムツ以外でおしっこする感覚に慣れていないからか、おしっこが出た途端に意識的に止めてしまってるようでした。すかさず、「おまるで、イェイイェイしちゃって良いんだよ!」と言うものの、やはりしてはくれず、オムツを穿くと我慢していたおしっこを出していました。
ある夜、おしっこをした後、自らオムツを外してオムツ替えを待っていた状態のところで、うんちの波が到来。おまるでするチャンスだと思い、慌てておまるを取りに行ったものの間に合わず、第一弾のうんちをカーペットに…。
その後も踏ん張っていたので、嫌がったものの、半ば無理矢理座らせて、残りのうんちを見事におまるですることに成功。とにかく褒めちぎり、娘も褒められたことで大喜び。そして、今後のトイトレに使えると思い、(汚い話ですが)うんちの入った状態のおまるの写真を撮っておきました。
*イェイイェイ・パピは、どちらも娘が作った造語です。
就寝中のおしっこの回数が、月に2~3回程度にまで激減。おしっこをしたくなった時は、目を覚ましてオムツの中におしっこをし、自らオムツを取りに行き、オムツ替えをしてからまた寝る。又は、寝ている間におしっこした時も、おしっこしたことに気付いて起き、オムツ替えを催促。この間、濡れたおむつのまま朝を迎えたのは1度だけでした。
就寝中のおしっこが殆どなくなったことにより、朝目覚めて直ぐにおしっこするようになったため、毎日ではありませんでしたが、娘をおまるに誘ってみることに。娘がやる気がある時は、オムツを取っておまるに座ってくれましたが、肝心のおしっこは出ず…と言うよりも出さず。少しするとオムツを穿きたがり、オムツを穿いた途端におしっこするパターンが続きました。
この頃には、短時間ならおしっこを我慢できるようになっているのは明らかでした。シャワー後、おまるに座ってる間に、ほんの少しだけ(数滴程度)おしっこ。オムツ以外でおしっこする感覚に慣れていないからか、おしっこが出た途端に意識的に止めてしまってるようでした。すかさず、「おまるで、イェイイェイしちゃって良いんだよ!」と言うものの、やはりしてはくれず、オムツを穿くと我慢していたおしっこを出していました。
ある夜、おしっこをした後、自らオムツを外してオムツ替えを待っていた状態のところで、うんちの波が到来。おまるでするチャンスだと思い、慌てておまるを取りに行ったものの間に合わず、第一弾のうんちをカーペットに…。
その後も踏ん張っていたので、嫌がったものの、半ば無理矢理座らせて、残りのうんちを見事におまるですることに成功。とにかく褒めちぎり、娘も褒められたことで大喜び。そして、今後のトイトレに使えると思い、(汚い話ですが)うんちの入った状態のおまるの写真を撮っておきました。