2024年8月5日 更新

【育児あるある漫画】運動と体幹と手先。

自閉症スペクトラムの長男(小6)と次男(小2)。運動が、とても苦手です。少しでも「運動しやすい体」になるために、作業療法(OT)という療育に、月1で通っています。

我が家の次男ツトム(小2)は、ADHDと自閉症スペクトラムという発達障害を抱えています。この障害は、見た目には分かりにくいし、同じ診断名でもあらわれる症状は人によって千差万別です。

ツトムの場合は、こだわりが強く衝動的なところがあり…コミュニケーションが時として難しいところがあります。
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ツトムも、そして長男ハル(小6)もそうなのですが、『発達性協調運動障害』の可能性も医師から伝えられています。我が子たちの場合、主に「体幹が弱いこと」と「体の運動機能のアンバランスさ」や「上手く体を使いこなせない」などの困りごとが挙げられます。

医師の勧めもあり、ツトムは2ヶ月前から『作業療法(OT)』という療育に通っています。その中でOTの先生に、体幹を少しでも意識して体の機能をアップさせる方法を教わったりしています。今日は、その中のいくつかをご紹介したいと思います。
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OTでは、今まで見たこともなかった道具を使って行うものもありましたが、今日ここでご紹介するのは、家でも比較的カンタンに出来そうなことです。

上のイラストのように両足を両手で抱えて、コロンと天井を見るようにします。その後、その形のまま起き上がるというものです。はっきり言って、カンタンです。ブランコに関してもそうですが、「こんなこと…体幹を意識などしなくても、普通に出来たな」と、私は幼少期を振り返りました。

でも我が子は、それが出来ないのです。正直、驚いてしまいました…

「この動きは、体の中心をかなり使います。体幹が弱いと、なかなか難しい動きなんですよ」先生は、ニコニコしてそう仰いました。

いつもは何かが出来ないとすぐ不機嫌になるツトムですが、この時は終始笑顔で楽しそうにやっていました。「一緒にやってくれる人の雰囲気って、大切なんだなぁ」とこれまた勉強になりました。
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その後は、上のイラストのように足が床に着かないくらいの高さの台に座って、風船をパスし合うという動きをしました。姿勢はその状態のままキープ。台から降りて立ったりしてはいけない、という決まりがありました。

「目標回数を決めよう!」と先生に言われ、ツトムは「50回!」と言いました。座ってるクッションも特殊な素材で不安定なので、私は「え!?それは出来ないんじゃ…」と思ってしまいましたが、これは1回目の挑戦から見事に達成してました。どちらにしても、私の予想通りではないツトムです(笑)


OTの室内を見渡すと本当にさまざまな療育の道具があり、その中にブロックが何種類かあったので「ブロックなどは、やっぱり療育にも良いのでしょうか?」と聞きました。

先生は「そうですね。手先を使って何かを組み立てたりすることは世間でも『知育』などと言いますよね。集中力も付きますし、達成感も得られる。療育にも、それは繋がります。」
そう仰ってました。

家には、以前モニターで頂いていた『ジスター』というブロックがあります。長男ハルが小さい頃からブロックが好きで、昔はウチにもLEGOはあったのですが…一時期より遊ばなくなってしまったのと、LEGOはウッカリ踏むとスゴく痛いのとで、「欲しい」という子にあげてしまいました。

その点ジスターは角のない形で、床に散らばっていても痛くないので我が家にも置いてあり、よく色々と作っていたのでした。帰宅して「療育にもなるんだ。知らなかったね」と言いながら、早速またジスターを使ってみました(主に長男が)。

やり始めると、本当にハマります!大人でも楽しいです。

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算数好きな長男が言うには「ブロックって数学っぽいところもあって、楽しい」のだそうです。
(数学が苦手だった私には、これはよく分かりません)

上の写真の花のように、ある一定の決まった形を繰り返し組み立てて、全く違った形で完成になるという、その過程なども楽しいそうです。なるほどね…。療育で聞いた“集中力”と“達成感”のことが思い出されました。
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安田ふくこ 安田ふくこ

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