2019年3月4日 更新

褒めない!アドラー心理学に学ぶ育児

育児におけるアドラー心理学では「怒らない育児」が広く知られていますが、他にも「褒めない育児」と言うものがあります。今回は、この「褒めない育児」について掘りさげていきます。

アドラー心理学と育児

多様な場面で活用されるアドラー心理学。
これはアルフレッド・アドラーが創始し、後継者達が発展させてきた心理学体系です。昨今では「怒らない育児」が大変注目を浴び、他の教えも育児に取り込めるのでは?と関心が持たれています。

実際アドラーの教えは、現代の日本では斬新で、特に育児においては昔ながらの育児よりもママの頭も気持ちもすっきりさせてくれるものもあります。
中でも今回は「褒めない育児」について、少し掘りさげていきます。

「褒めない育児」と言うものは、どんな育児なのでしょう?
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褒めない育児

※ここからは専門用語も多数含まれる内容ですので、筆者なりの言葉崩しをしながら意味が伝わる様に書いていきたいと思います。
自分の子供が一生懸命やった事を褒める、出来ない事も努力を褒める、褒めて伸ばして子供のやる気を育てる、本来これらの事は育児ではとても大事な事です。実際褒められた子供は嬉しそうですし、逆に褒められない事でやる気をなくす子がいたら、それは当たり前です。

では「褒めない育児」なんて無理なのではないか。

そう思いがちですが、この「褒めない育児」は表現としての言葉で、実際はこの手法で子供の自尊心を育てています。
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そもそも、「褒める」と言うのは「自分より劣る人間を操作する」と言う事と同じ事だと、アドラーは考えています。出来るはずがないと思った事を、子供が成し遂げた時に驚き、それが持続する様にと下心を含めて「すごいね」「えらいね」と褒める。と言った解釈です。

下心なんて人聞きが悪い、と思うママもいるとは思いますが、下心と言うのはやはり育児の中ではどんな場面でもあるものです。逆に子供が親におねだりするのも、下心ですね。

少し話が逸れましたが、この場合、褒める=子供が自分より劣っているので思い通りにしようとしている、という事です。子供を褒めないというのは、子供の功績を認めない、と言うわけではないのです。

そしてそこには、子供の行動の目的が「褒められるため」になると言う懸念も含まれています。実際、なるほどと頷いてしまいます。

子供がひらがなの勉強を始めたとして、その勉強が「ママに褒めてもらいたいから」と言う事になるよりも「ひらがなが読み書き出来る様になって本が読みたいから」と言う方が、子供の教育の本質に沿っている気がします。

更に言えば、「褒められない事はやらない」と言った極論にも繋がりかねないわけです。
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先にも言いましたが、アドラーが教える「褒めない育児」は子供を馬鹿にするものではありません。寧ろ子供を褒めるよりも、認める事が大事だと教えているのです。

怒らない育児」でもありましたが、言葉の使い方を変えるだけで、子供の意識はがらりと変わります。

お手伝いをしてくれた時には
「えらいね」ではなく「ありがとう、助かったよ」

公共の場で静かに出来た時には
「いい子だね」ではなく「静かにしてくれてありがとう」

出来なかった事が出来た時には
「すごいね!」ではなく「頑張ったね、あなたが嬉しいとママも嬉しい」

それだけで、子供は「褒められるからやる」事よりも、その過程と適切な行動を覚え身に着ける様になります。

褒める≦認める

とは言っても、自分の子供が一生懸命成し遂げた事に、素直に感動して「すごい!」「えらい!」と言うのは、褒める以前に感嘆の言葉として口にしていたりもします。

それすらもいけないの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、そうではありません。それはあくまでも子供の行動を認めた上で発している言葉です。もしもこのアドラー心理学を気にされる様でしたら、そこに「すごい!頑張ったね」「えらい!自分で考えて出来たね」と、子供の行動自体をどう認めているのか、一言足してあげる事で、子供も認めてもらえた実感を持てます。

褒める事と、認める事は、言葉にしてみると実は紙一重ですが、どんな事を「すごい」と伝えたかったのか、ママが具体的な言葉で表現してあげると子供の成長にも繋がります。
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子供を褒めて伸ばす、あくまでも自然な事と、筆者である私もそう思い、実際自分の子供もなんとか褒め上げようとしてきていました。

しかし、生活の中で「ママが見ていなければ平気」と言う事も「ママが見ているからやる」と言う事も、実際起こりました。

それでは意味がない。同じ様に思っているママがいたとしたら、このアドラー心理学の「褒めない育児」を実践してみる事で、変わる事はあるかと思います。

是非、子供の認める部分を伸ばしていけるといいですね。
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K K

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