2025年2月28日 更新

【体験談】「うちの子だけ?」繊細な娘が幼稚園に入園して困ったこと&対処法

物事に慎重で、人の気持ちを敏感に感じやすい、繊細なタイプの子どもである筆者の長女。幼稚園に入園後は予想以上にメンタル面が大変でした。この記事では、その内容を対処法とともにご紹介します。

「繊細すぎて幼稚園に行きたがらない...」
「騒がしい場所が苦手なのは、うちの子だけ?」

HSC(Highly Sensitive Child)と呼ばれる繊細な子を持つ親御さんのそんな悩みにお答えします。私も繊細な娘の母として、幼稚園入園での戸惑いや葛藤をリアルに経験してきました…。

この記事では、繊細な子の特性を理解し、幼稚園生活をスムーズに送るための具体的な対処法を、うちの娘の体験談を交えつつご紹介します。

うちの娘は繊細さん。繊細な子の特徴とは?

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HSCとは「Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」の略で、心理学者のエレイン・N・アーロン博士が提唱した概念です。日本語では「繊細さん」「ひといちばい敏感な子」「高敏感児(こうびんかんじ)」などと呼ばれることが多いです。

HSCの子どもたちは、外部からの刺激を一般的な子どもよりも深く処理する神経系の特性を持っています。これは特別な病気や障害ではなく、日本人の人口の約15~20%、つまり5人に1人程度の割合で見られる、「気質」によるものだということです。
特徴の種類 具体的な例
感覚の敏感さ ・音や光、匂い、触感などの刺激に敏感 ・服のタグやゴムが気になる ・食べ物の匂いや食感に敏感 ・人ごみや騒がしい場所が苦手
情緒の豊かさ ・感情が豊かで共感性が高い・他者の気持ちを察しやすい・悲しい映像や音楽に強く反応する・ちょっとした言葉で深く傷つくことがある
物事を深く考える ・物事を深く考える傾向がある ・哲学的な質問をすることがある ・細部に気づく観察力がある ・完璧主義の傾向
変化への敏感さ ・新しい環境や状況に慣れるのに時間がかかる ・予定変更に弱い ・初めてのことへの不安が強い ・移行(切り替え)が難しい
娘は、赤ちゃんの頃は夜泣きがひどく、大きくなってからも電車の通過音などの大きな音が苦手で耳を塞いだり、食べ物の匂いに敏感に反応したりすることがありました。以前からHSCの特徴を知っていた筆者は、『もしかして…』と思ったのを覚えています。

我が家の繊細な娘が幼稚園入園後に経験した4つの困りごと

筆者の長女は、赤ちゃんの頃から物音に敏感だったり、人の気持ちを伺っていたりと、いわゆる“繊細な心”を持っている子どもです。当時、新型コロナ感染症が流行していたこともあって、児童館に行ったり、同年代の友達と遊ぶ機会がとても少なく、心配ではあったのですが、そのまま幼稚園に入園することになりました。

入園してしばらくすると、案の定、娘のメンタル面で大変なことが多く、苦労もたくさんしました。ここからは、その具体的な内容を対処法とともにご紹介したいと思います。

①夜泣きの再開

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2歳頃まで夜中に1~2回泣いて起きてくることが多かったのですが、2歳半頃からは夜通し寝るようになっていました。しかし、幼稚園入園をきっかけに、夜中に泣いて起きることが2~3回と、また夜泣きが再開しました。さらに、夜泣きの対応は夫だと手がつけられなく、娘も頑なに「ママじゃないとダメ!」と言ってくるようになりました。
幼稚園の先生によると、幼稚園に行き始めて「ママと離れる不安」を感じて、夜泣きする子どもも多いのだそう。そんなときは、ママが絶対に自分の味方であること、愛してくれているということを感じさせるため、優しく寄り添うことが大切だと言われました。
そのため、夫と話し合い、次女の授乳とかぶってしまったとしても、先に長女に寄り添ってなだめることを優先するようになりました。娘の場合は、入園して2ヶ月程度で少しずつ泣かない夜が増えていき、3~4ヶ月程度で落ち着きました。
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この記事のライター

nao nao

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