2025年3月21日更新

つらい妊娠中の浮腫み解消！塩抜きで即効性のある5つの対策と注意点

塩を抜くだけで、むくみがとれる！塩抜きダイエットの効果とは

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妊娠中の塩抜きにおける注意点と医師に相談すべき症状

妊娠中の浮腫みを改善するために塩抜きは効果的ですが、ただやみくもに塩分を制限すればいいというわけではありません。むしろ、適切な知識を持って取り組まないと、お母さんと赤ちゃん両方の健康に影響が出ることもあります。ここでは、塩抜きを行う際の重要な注意点と、医師に相談すべき症状について詳しくご説明します。

極端な塩抜きがもたらすリスクは？

浮腫みを早く解消したいからといって、極端に塩分を制限することは危険です。塩分（ナトリウム）は私たちの体に必要な栄養素の一つであり、完全に摂らないということはあってはならないことなのです。

極端な塩抜きを行うと、低ナトリウム血症を引き起こす可能性があります。低ナトリウム血症になると、頭痛、吐き気、筋肉の痙攣、倦怠感などの症状が現れることがあります。さらに重症化すると意識障害を起こすケースもあるため、注意が必要です。

日本産科婦人科学会によると、妊婦さんの適切な塩分摂取量は1日あたり約7〜8gとされています。これは一般の成人女性の推奨量（1日あたり7g未満）と大きく変わりませんが、個人差もあるため、かかりつけ医と相談することをおすすめします。

また、塩分制限をしている時こそ、こまめな水分補給が重要です。体内の塩分濃度のバランスを整えるためにも、1日1.5〜2リットルの水分摂取を心がけましょう。

浮腫みが危険信号となるケース

妊娠中の浮腫みは通常の生理現象ですが、中には妊娠高血圧症候群（妊娠中毒症）などの兆候であることもあります。次のような場合は、単なる生理的な浮腫みではなく、より注意が必要な状態かもしれません。

・急激に体重が増加した（1週間で1kg以上など）
・朝起きた時より夕方に向けて極端に浮腫みが悪化する
・顔や手の指が著しく浮腫んでいる
・片足だけが極端に浮腫んでいる（血栓の可能性も）
・浮腫みに加えて頭痛や目のかすみがある
・塩抜きをしても全く改善が見られない

特に注意すべきは、浮腫みに加えて高血圧や尿タンパクが認められる場合です。これは妊娠高血圧症候群の典型的な症状であり、放置すると母体や胎児に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

妊娠20週以降に高血圧が見られ、さらに浮腫みやタンパク尿が認められる場合は、妊娠高血圧症候群と診断されることがあります。これは妊婦の5～10%に発症するとされています。

妊婦健診では必ず血圧測定や尿検査、体重測定が行われますが、健診と健診の間にむくみの症状が気になる場合は、次の健診まで待たずに医師に相談してみましょう。

自己判断でサプリや薬を使用しないで！

むくみを解消するために市販の利尿剤や漢方薬などを自己判断で使用することは避けましょう。これらは胎児に影響を与える可能性があります。むくみの症状を和らげたい場合は、必ず医師に相談してから適切な対処法を選びましょう。

私の友人も妊娠7ヶ月頃から足のむくみがひどくなり、市販の漢方薬を飲もうか迷ったそうです。しかし念のため産婦人科に漢方のことを相談したところ、その漢方薬の中は妊婦には不向きな成分が含まれていることがわかり、代わりに安全なマッサージ方法を教えてもらえたそうです。専門家に相談することの大切さを実感した出来事でした。

まとめ

塩抜きダイエットは普段摂りすぎている塩分を抜き、むくみや脂肪の燃焼を促進させてダイエット効果を得るやり方です。

妊娠中の浮腫みは多くのママさんが経験する症状で、私自身も妊娠後期には靴が履けないほど足がパンパンになった経験があります。とはいえ、極端な塩抜きは逆効果！バランスが大切なんです。

浮腫みは体からのSOSサイン。特に急激な体重増加や顔のむくみを伴う場合は、妊娠高血圧症候群の可能性も考えられるため、必ずかかりつけ医に相談してください。妊娠期の辛い症状も赤ちゃんに会える日を思えば乗り越えられるはず。無理なく続けられる対策で、快適なマタニティライフを過ごしましょう！

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