「絵も古臭いし、昔話なんていまの子には合わないんじゃない?」なんて思って敬遠していませんか?あなどるなかれ!昔話の持つ力はすごいのです。子供の知能を高める昔話の魅力をご紹介します。
昔話には先人の英知が詰まっている!
“昔話とは、昔の人たちが代々世々伝承してきた、語り物としてのおとぎ話のことである。”
文字のなかった昔は、いろいろな情報が口から耳へと口伝えされてきました。その情報は、人生を乗り切るための知恵や技術を子孫に残すために、何世代にもわたって語り継がれていきました。
そして、世界中のどの国でも同じように先祖から子孫に伝わる昔話が存在しています。昔話は、先祖が伝える「生きた知恵の宝庫」なのです。
そして、世界中のどの国でも同じように先祖から子孫に伝わる昔話が存在しています。昔話は、先祖が伝える「生きた知恵の宝庫」なのです。
昔話には特有の型がある
1.登場人物が少ない
登場人物が少なく、善人や悪人などの性格がはっきりしていて分かりやすい。
登場人物が少なく、善人や悪人などの性格がはっきりしていて分かりやすい。
2.起承転結がはっきりしている
物語の展開が分かりやすく、パターン(型)が脳に刻み込まれるので、想像する力や予想する力が養われます。
物語の展開が分かりやすく、パターン(型)が脳に刻み込まれるので、想像する力や予想する力が養われます。
3.お決まりの始まりと終わり
「むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました」のお決まりの文句から始まり、ハラハラドキドキがあり、結末はほぼハッピーエンドなので、子供に安心感を与えます。また結末の予想がつくので、推理しやすいパターン(型)になっています。
「むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました」のお決まりの文句から始まり、ハラハラドキドキがあり、結末はほぼハッピーエンドなので、子供に安心感を与えます。また結末の予想がつくので、推理しやすいパターン(型)になっています。
4.物語の展開と絵が一致している
子供は耳から得られない情報を絵から読み取り、絵から想像力を膨らませてお話を理解するので、お話と絵が一致していないと子供は混乱してしまいます。その点昔話は、物語に必要な情景描写のみで簡素なので、物語に集中できるのです。
子供は耳から得られない情報を絵から読み取り、絵から想像力を膨らませてお話を理解するので、お話と絵が一致していないと子供は混乱してしまいます。その点昔話は、物語に必要な情景描写のみで簡素なので、物語に集中できるのです。
5.普遍的なものをテーマにしている
「子供の成長する姿」や「人間と自然との関わり」、「生命の成り立ち」など、普遍的なテーマを物語にして伝えているので、流行りすたりがない。
「子供の成長する姿」や「人間と自然との関わり」、「生命の成り立ち」など、普遍的なテーマを物語にして伝えているので、流行りすたりがない。
昔話は残酷?
動物を鍋で煮たり、殺したり、食べられたりと、大人からみると子供に読んでも大丈夫かなぁ?と心配になるママやパパも多いはずです。
でも大丈夫。子供たちは大人が想像する生々しい状況を思い描いていません。というよりも、経験値がないので場面を正確に描けないのです。子供はハッピーエンドの結末に満足して喜ぶだけです。
ホラー映画に出てくるような内臓がグチャリと飛び出て、血がドバーと出るような場面を日ごろから子供が見ているようなら話は別ですが、昔話が残酷かどうかで子供に読むことをためらうママやパパなら、そんなことはないはずです。
「悪いことは悪い」をしっかりと心に刻んでくれるのが昔話なのです。
でも大丈夫。子供たちは大人が想像する生々しい状況を思い描いていません。というよりも、経験値がないので場面を正確に描けないのです。子供はハッピーエンドの結末に満足して喜ぶだけです。
ホラー映画に出てくるような内臓がグチャリと飛び出て、血がドバーと出るような場面を日ごろから子供が見ているようなら話は別ですが、昔話が残酷かどうかで子供に読むことをためらうママやパパなら、そんなことはないはずです。
「悪いことは悪い」をしっかりと心に刻んでくれるのが昔話なのです。