妊娠によって血管に負担がかかることで発症する病気「妊娠高血圧症候群」。重症化するとママも赤ちゃんも危険な状態になることもあります。具体的な症状や、発症リスクを下げるためのポイントについてご紹介します。
「妊娠高血圧症候群」って?
妊娠中はママから赤ちゃんに血液をたくさん送り込むので、妊娠後期のママの体内血流量は妊娠する前の約1.5倍になるといわれています。「妊娠高血圧症候群」は、その血流の変化に適応しようとする血管に負荷がかかることで発症する病気です。
体重が急激に増える、おしっこの回数が減るといった症状が見られることがあり、もともと高血圧症や腎臓病などの病気を持つ人がかかりやすく、妊娠前から太り気味だった人、妊娠してから急激に太った人、濃い味つけのものが好きな人、ストレスをため込みがちな人なども注意が必要です。
また、多胎妊娠の人、35歳以上で初産の人もかかる確率が高いとされています。
体重が急激に増える、おしっこの回数が減るといった症状が見られることがあり、もともと高血圧症や腎臓病などの病気を持つ人がかかりやすく、妊娠前から太り気味だった人、妊娠してから急激に太った人、濃い味つけのものが好きな人、ストレスをため込みがちな人なども注意が必要です。
また、多胎妊娠の人、35歳以上で初産の人もかかる確率が高いとされています。
妊娠高血圧症候群のリスクを下げるには?
油分・糖分のとりすぎに注意
脂っこいものや甘いものをなるべく避け、低カロリーで高たんぱくの栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。妊娠中の体重増加は標準体重であれば7~12kgに抑えるのが理想でです。体重が増えすぎると内臓の負担が増して、高血圧になりやすくなります。
塩分のとりすぎに注意
塩分をとりすぎると血圧が上がるので、塩分は1日7g程度に抑えましょう。ちなみに、醤油小さじ1杯は約0.9g、味噌小さじ1杯は約1.9gです。加工食品に含まれる塩分も、ちくわ1本約1.9gなど意外に多いので注意が必要です。
適度な運動をする
妊娠の経過が順調で、体調に問題がない日は、散歩や軽いストレッチなどでからだを動かしましょう。肥満防止になるほか、血液の流れがよくなるので高血圧予防を期待できます。