2023年7月28日 更新

夏太りを防ぐヨーグルトを使ったアレンジレシピ|管理栄養士が提案「夏のタンサ活レシピ」

暑い夏、火を使わずにコンビニ食材で簡単にできて、栄養バランスにも配慮した「夏のタンサ活レシピ」をご紹介します!

タンサ(短鎖)脂肪酸は様々な可能性を秘めた注目の物質!

タンサ脂肪酸は、ヒトの大腸内でビフィズス菌などの菌が水溶性食物繊維などをエサにして作りだす酸(有機酸)の一種で、代表的なものに「酢酸」「プロピオン酸」「酪酸」などの種類があります。

このタンサ脂肪酸は、近年の腸活ブームで注目されはじめた物質です。代謝系や免疫系の受容体に働きかけて、抗肥満作用、食欲抑制の効果をはじめ、整腸作用や悪玉菌の抑制作用、腸管バリア向上、免疫力向上、生活習慣病予防、水やミネラル(Na・Ca・Mg)の吸収促進など、多くの機能を持っていることが分かってきました。

ヒトの腸内には、種類が数百種以上、菌数も100兆個以上に及ぶ腸内細菌が生息しています。多くの種類の腸内細菌のなかでもビフィズス菌などの善玉菌は、腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖などを発酵させて、酢酸・プロピオン酸・酪酸など、タンサ脂肪酸を作ります。

つまり、おなかの中でビフィズス菌などの善玉菌を増やせば、タンサ脂肪酸が増加し、腸内環境が改善され、健康な体づくりにつながります。

これまでの江崎グリコの研究成果として、江崎グリコ独自のビフィズス菌(Bifidobacterium animalis ssp. lactis GCL2505株)は食物繊維イヌリンと共に摂取することで腸内のビフィズス菌数をより一層増殖させることや、タンサ脂肪酸を一般的なビフィズス菌よりも多い割合で作り出すことが分かっています。
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タンサ活の取り入れ方

タンサ活を日々の食生活に取り入れるおすすめの目安量は、「ビフィズス菌入りヨーグルト100g」×「水溶性食物繊維2g」。ヨーグルトもさまざまな種類がありますが、パッケージに「ビフィズス菌」と書いてあるものを意識して選んび、水溶性食物繊維は、以下の表を参考に普段の食事に取り入れてみましょう。

タンサ活は1日にしてならず。何事も継続が大切です。朝ごはんの時にパンと一緒に。今回の冷やし麺やヨーグルト和えのように食事代わりに。おやつ時にお腹がすいてしまう時、夜ごはん後のデザート代わりに…と習慣化できるポイントを作って続けてみてはいかがでしょうか。

皆さんも年齢や体調でなりたい自分を諦めないために、毎日の食事に「タンサ活レシピ」を取り入れてみてください。
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この記事のライター

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