2019年1月8日 更新

小さな身体の心の葛藤。恥ずかし恐ろし『あがり症』って?

緊張であったり恐怖であったり・・・小さな身体の心の葛藤、子供の『あがり症』についてお話します。

・腹式呼吸で声の震えを軽減
『あがり症』の場合、ほとんどは身体(主に上半身)に力が入るのだクッキーとか。この力みが声も出せず、手足に震えを読んでしまいます。日常的にもいざと言う場面の前でも子供と一緒にストレッチ遊びをしてみるなど、リラックスに繋がります。
・動画を撮って実際の自分を確認する
息子の場合、家では『あがり症』のあの字も感じられない程ばんばん自己主張出来る子なので、教室のお友達の話をしながらメッセージビデオを撮る感じで、色んなシチュエーションを作って撮影して本人に見せます。肝心な場面でもそのやり取りはしっかり覚えているので、本人の意欲には繋がります。
・自分が話している目的を再確認する
緊張してしまい、逃げ出したくなる時にそこにいる目的を、本人の気持ちを察しながら再確認する。わかっているけど出来ないよと言うのが息子の口からは出はするけど、そこにお友達や先生の差し伸べる手があると一気に緊張がほぐれる様になりました。
・毎日の小さな成功体験を大切に
正直これが私たち親子には一番大事でした。見られている事、失敗すること、わけのわからない不安、それは一歩家を出ればどこにでもあふれているもので。小さなことから大きなことまで、こそこそとではなく盛大に息子の成功を一緒に喜ぶ。周りの人もすごいねって見てるね、かっこいいねって言ってるねと一緒に喜び、恥ずかしさの中に嬉しさを滲ませる様になりました。
他にも私が個人的に試しているのは、ご褒美を用意するとか、とにかく集団の中に入ってみるとか、好きなヒーローキャラの勇姿を研究するとか、息子の性格にあった道を模索しています。

『あがり症』は治すよりものにする

自分のお子さんや、近しい存在のお子さんがあがり症である場合、大人の方が焦ったりもどかしく思う事もありますよね。親である自分も人前できちんと意見できているかも自信はないけど、気付いたら子供を追い立てる様にしてしまう・・・。

『あがり症』を発達障害なんじゃないかと心配したり、友達を一人でも多く作って欲しいから子供の輪に押し込みたくなったり、「あの子に出来て何で自分の子は出来ないの?」なんて単純な不安が膨らんだり、勿論幅広い意味で周りの目を気にしたり、極端に『あがり症』を恥ずかしいと感じたり・・・。

結構負のイメージも多くつきまとったりもします。しかし、どれもこれも大切にお子さんを、お子さんの未来を思えばこその心配です。心配であれば専門の先生を頼るのも一つの道だし、焦る気持ちを一旦落ち着けて見守る事も一つの道です。

お子さんの様子を見て「自分の育て方もいけないんじゃないか」と自分を責めてしまうママさんもきっと、いるんじゃないかと思います。でも投げ出す必要なんかなくて、長い付き合いの個性は、今すぐには解決出来ない事がほとんどです。
筆者である私自身も、実際これだけ色々な方法を試してはいるものの、1メートルの道を数ミリ単位で進んでいる様な感じで、他人から見たらちっとも克服できていないと認識される始末です。

でも確実数ミリでも進んでいるわけですから、他人の評価は克服の中に重きを置いてはいけません。

「何のために克服するのか」

それは他人のためではなくて、お子さんが色んな場所で色んな人と沢山楽しい時間を過ごせる様にするためであって、元々『あがり症』だって悪いものでもないので、一緒に進んでいけばいいのです。

恥ずかしくて逃げちゃった、怖くて行けなかった。色んな感情が新しい環境に一歩足を踏み入れるだけで爆発するのは、確かに恐ろしいものではあるけど、『じゃあ諦めよう』『もうやめよう』とならないで、背中を撫でながら手を繋いで一人でも世界に飛び込んでいける自信を育てていけばあっという間に一メートル超えてるかもしれない。

人生も長ければ、世界も広いから、いくらだって逃げ出して飛び込んでいけば、安心できる場所はいくつもあるはずです。
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K K

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