読めるようになったら、「書き」の練習を
元教師が教える!家庭でできるひらがなの「読み」の身につけ方|元気ママ応援プロジェクト
「書き」が身につく流れって?
①なぞり書き
はじめは、直線のなぞり書きをたっぷりします。縦線、横線、斜線など、いろんなタイプの直線をなぞって、「書く」ことに慣れるように練習していきます。直線に慣れたら、波線やうずまきなどの曲線を、それも完璧になったらひらがなのなぞり書きに移ります。
②視写
お手本の線からはみ出さずに、なぞり書きができるようになったら、次は「視写」をしましょう。「視写」とは、お手本の文字を「見て書く」ことを言います。なぞるのではなく、お手本を見て、自分で書きます。この段階のポイントは、“お手本の文字の形を真似て丁寧に書けるようになること”です。
③自分で書く
お手本の文字の形を意識して丁寧に書けるようになったら、「自分で書く」練習をしましょう。ママ・パパが「◯◯を書いてみよう」と促しても良いですし、お子さん自身が書きたい文字を書いても良いですね。
家庭でできるひらがなの「書き」を身につける方法
①とにかくなぞり書き
直線、曲線、ひらがな…。初めは、たくさん「なぞり書き」をしましょう。ママ・パパが、紙にマーカーでお手本を書いて、それをお子さんがなぞる方法が一番手軽にできますよ。「直線」→「波線」→「くねくね」「ぐるぐる」など、少しずつ難易度を上げていくと、お子さんも楽しく書くことができます。
②お子さんの名前
「自分の名前」は、一番身近にある文字なのでぜひ活用しましょう。直線、曲線のなぞり書きに慣れたら、名前の「なぞり書き」→「視写」→「自分で書く」の流れで練習してみてください。
③書きやすいひらがなから練習する
「あ」や「め」など、交差のある文字はなかなか難しいので、「く」や「こ」などの画数の少ない、交差のないひらがなから練習するのも効果的です。この場合も、「なぞり書き」→「視写」→「自分で書く」の流れを大事にしましょう。
④好きなキャラクターを活用する
紙に「お子さんが好きなキャラクター+文字」を書きます。好きなキャラクターであれば、そのキャラクターの文字の形も覚えやすいです。我が子は果物で練習しました。イラストと文字がセットになっているので、イメージがしやすいようです。