2022年1月3日 更新

元教師が教える!家庭でできるひらがなの「読み」の身につけ方

子どもが3歳頃になると気になるのが、「ひらがなの読み書き」ではないでしょうか。今回は元教師の筆者が、学校現場や我が子に実践して効果のあった、ひらがなの「読み」の身につけ方をご紹介します。

ひらがなは「読み」から身につける

ひらがなの習得には、「読み」「書き」の2つの力が必要です。
では、どちらから身につけると良いのでしょうか?答えは「読み」です。なぜかというと、視覚的に文字の形を覚えることで、「書くことができる」からです。
例えば、「おかし」のひらがなを書こうと思ったとき、頭の中で「お」、「か」、「し」の文字の形をイメージしませんか?このように、文字を書くためには、「頭の中で、その文字をイメージできることが大切」なのです。そのためには、まず「読み」から練習していきましょう。

そして、ひらがなを身につけてほしいと思ったときに大事にしたいのが、「興味」です。お子さんが文字を指差したり、文字を読もうとしたりしているときは、アプローチ開始のタイミングです。

家庭でできるひらがなの「読み」を身につける方法

ここからは、家庭でできるひらがなの「読み」を身につける方法を5つご紹介します。ご紹介する方法は、学校現場でも我が子にも効果のあったものばかりですので、是非お子さんと一緒に楽しく実践してみてください。

①家の中でひらがな探し

家の中は、文字の宝箱です。チラシ、絵本、園からのお便り、DVDの背表紙…。お子さんと一緒に、ひらがな探しをしてみましょう。このときにポイントになるのが、「指差し」をセットにすることです。「文字+指差し」をして読むことで、「この文字は、“あ”なんだ」と気づくことができます。

②ひらがなパズル

ひらがなに興味をもち始めたお子さんには、ひらがなパズルはとても効果的です。我が子は、パズルでひらがなもカタカナも読み方を身につけました。ピースを活用して、以下のように遊ぶこともできます。

・ひらがなを探そうゲーム
ピースをバラバラに広げ、「“こ”を探そう」など、ひらがな探しをする遊びです。最初は少ないピースで、少しずつ増やしていくと良いですよ。

・単語作り
「ねこ」や「いぬ」など、ピースを並べて単語を作る遊びです。文字の数を増やしていくと、難易度が上がって楽しいです。

③あいうえお表

シンプルに「あいうえお表」も効果抜群です。お子さんの目につく場所に貼ってくださいね。お子さんが興味をもって見ていたら、「指差し」をしながら、一緒に読んでみましょう。

④自分の名前探し

お子さんが、自分の名前を探す遊びです。洋服、靴下、帽子など、家の中にはお子さんの名前がたくさん見つけられるのではないでしょうか。最初は「記号」のような感覚ですが、だんだん一文字ずつが分解され、「自分の名前」を読むことができるようになります。

⑤好きなキャラクター+ひらがな

お子さんが好きなキャラクターがあれば、「キャラクター+ひらがな」を書いて、お子さんの目につく場所に貼りましょう。キャラクターでなくても、果物や動物などでもOKです。我が家では、果物で実践していました。好きなものだとスムーズに身につけられます。

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この記事のライター

みかん・元特別支援学校の先生ママ みかん・元特別支援学校の先生ママ

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