2020年11月8日 更新

ペットショップへ行く前に知って欲しい、救える命があることを!

日本では、年間数万頭ものペットが保健所で殺処分されていることをご存知ですか?ペットを飼いたい=ペットショップではなく、里親になることを是非検討してみて下さい。助けを必要としているペットたちに、セカンドチャンスをあげることが出来るのはあなたかもしれません!

里親になれなくても出来る保護活動

ペットの保護活動は、里親になることだけではありません。保護犬猫を、一時的に預かってお世話をする『一時預かりボランティア』もあります。団体によって細かい条件は違ってきますが、基本的に預かりボランティアも、里親になる場合とほぼ変わらない条件を求められることになります。

一般的に、ペットを飼う環境が整っている、責任を持ってお世話する、フードなどの消耗品は自己負担。万が一、ケガや病気などで病院に行くことになり、医療費が発生した場合は、立替えで支払い、後に団体側が負担してくれるケースが多いようです。

この他、保護施設等でのボランティア活動や、物資やお金の寄付なども保護活動になります。多くの人が利用することがある、Amazonでも『動物保護施設 支援プログラム』という支援活動があり、各保護施設によって作成された「ほしい物リスト」の商品を購入することで、それらが各施設に届けられるというものです。

この他、保護活動に参加している企業の特定の商品やサービスを購入することで、その売り上げの一部で企業側が保護団体へ物資を寄贈する…という形の保護活動参加もあります。

『終生飼養』という名の保護活動

ペットを迎え入れたら、責任と愛情を持って、その子が亡くなるその日まで共に過ごすこと(終生飼養)も、立派な保護活動の一環と言えます。多くの人にとっては、ごく当たり前のことですが、この当たり前のことを軽く考えていたり、中には全く考えていない人がいるのも事実です。

コロナ禍で自粛生活中、新たにペットを家族の一員として迎え入れた人が多いと言われましたが、自粛生活が落ち着き、近場への旅行等を楽しむ機会が出てきた今、また捨てられてしまうペットが増えている…という悲しいニュースも耳にします。

ペットも人間と同じで、感情もあれば病気をすることもあります。病気や怪我、持病や高齢で介護を必要とする子もいます。そして、ペットの医療費は決して安いものではありません。経済的なことを言えば、去勢・避妊手術代、犬種によってはトリミング代、旅行に行く際、ペットを預けるとなるとペットホテル代も掛かります。

犬や猫(特に犬の場合)、長時間お留守番させることは望ましくありません。猫は犬と比べると孤独に強いとされていますが、中には1人でお留守番するのが苦手な子もいます。また、犬の場合、お散歩も大事です。長時間のお散歩や運動を必要とする犬種もあり、自分のライフスタイルがペットと生活する上で適しているか、これからペットを迎えたいと思っている人は、いま一度確認する必要があると言えます。

迷子対策の重要性

飼っているペットの迷子対策も、飼い主の大切な責任の一つです。環境省によると、毎年10万頭以上の犬が迷子になって保護されており、自治体にはその数を遥かに超える、迷子になった犬を捜す飼い主からの問い合わせがあるそうです。

迷子になるきっかけは、ちょっとした不注意やアクシデントによるものです。去勢手術を受けていないオス犬は、数キロ先にいるメス犬の匂いをも嗅ぎ付けることが出来るため、気付いた時には、かなり遠くに行ってしまっている可能性もあります。迷子になって路上を徘徊することで、交通事故の危険性や、猫の場合、野良猫との喧嘩で感染症に掛かる危険性も伴います。

アクシデントを防ぐためには、飼育環境を整え、飼育グッズ(リードや首輪、ケージ)に不具合がないかをチェックし、犬の場合、お散歩や外出時には細心の注意を払うようにしましょう。

万全の対策をしていても、100%迷子を防げるとは限りません。迷子の他にも、災害等によって飼い主と離れてしまう可能性もあります。その際、迷ってしまったペットを捜すのに役立つのが、飼い主の情報(氏名・電話番号等)を記した迷子札や迷子タグの装着です。

難点としては、迷子札等は外れてしまうことがあったり、個人情報を晒すことに抵抗を感じる人もいるため、これらの点を考慮すると、マイクロチップの装着*が非常に有効的です。

*外国では義務としている国もある、犬猫のマイクロチップ装着ですが(筆者の愛犬もマイクロチップ装着済)、日本でも犬猫にマイクロチップ装着を義務化する、改正動物愛護管理法が成立しました。現段階では、販売業者への義務化に留まり、一般の飼い主に対しては努力義務となっています。

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