シートベルトを脇の下にすると危険！子供の安全なドライブのために、正しい装着方法を

「妊婦はシートベルトをしなくてOK」「チャイルドシートは前向きで装着」が正しいと思っている日本人が多いのではないでしょうか？私もそう思っている一人でした。その常識には実は大きな危険が潜んでいるかもしれません。

この記事では、交通事故の衝撃から身を守るシートベルトの役割、事故に遭いやすい間違った装着方法、そしてチャイルドシートや妊婦さんのシートベルト着用まで、安全を守るための正しい知識を分かりやすく解説します。

あなたの大切な家族を守るために、正しいシートベルトの知識を身につけましょう！

正しい知識が生命(いのち)を救います

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親たちは、毎日の暮らしの中で、できる限り子供たちに安全な環境を与えたいと願っているはず。しかし、『正しい知識』がないために、チャイルドシートやシートベルトの使用方法を誤り、知らず知らずのうちに子供を危険に晒している可能性もあるのです。

ただ「シートベルト着用は義務だから」と仕方なくするのではなく、シートベルトがあなたの命と、大切な家族を守るという意識を強く持つことが重要です。

過ちは、誤解から。あなたは大丈夫？間違えやすいシートベルトの着用方法

子供の正しいシートベルト装着方法

肩から掛けるべきショルダーベルトを腕の下に掛けていたり、シートベルトが胃や腹部の上にかかっていたり、ドライバーや同乗者の膝の上に子供を座らせたりしていませんか？

シートベルトは正しく着用することで初めて、その安全性が最大限発揮されます。しかし、意外と知られていないのが、シートベルトの正しい装着位置です。

2024年8月には、福岡市の国道で路線バスと軽乗用車が衝突した際、シートベルトを着用していたにも関わらず、幼い姉妹が命を落としてしまうという痛ましい事故がありました。事故の際には、想像を絶するほどの衝撃が伴います。お子さんのシートベルトの着用方法が本当に正しいか、今一度確認してみてください。

シートベルトを「脇の下」に通していませんか？

チャイルドシートを卒業した身長150cm未満のお子さんで、「ジュニアシートを使うのがめんどくさい」「シートベルトは窮屈だから」という理由で、シートベルトを脇の下に通して使っているお子さんはいませんか？これは本当に危険な行為です…！

シートベルトは、肩と骨盤にかかるように設計されており、万が一の事故の際に、体が車内を飛び出したり、強い衝撃から体を守る役割を果たします。しかし、脇の下に通してしまうと、この大切な機能が十分に果たせません。事故の衝撃で、シートベルトが腹部を強く圧迫し、最悪の場合、ろっ骨が折れたり内臓を損傷したりする恐れがあります。

意外と大人もやってる？シートベルトの誤った付け方「たすき掛け」と「クリップ止め」

「たすき掛け」とは？

「付け外しがめんどくさい」「腹部が苦しい」などの理由で、シートベルトの斜めベルトだけを肩に掛ける人がいます。具体的には、シートベルトのバックルを常にキャッチに差し込んでおいて、座る時に斜めのベルトだけを体の前に引っかける、まるで“たすき掛け”のように見える方法です。

この方法では、腹部のベルトが体の前面を通っていないため、事故の際には体が前に滑り出てしまい、最悪の場合には車外に投げ出されることもあるんだとか！

「クリップ止め」とは？

シートベルトの締め付けが苦しいと感じる人が、ベルトを緩めてから巻き取られないようクリップで固定してしまう方法です。しかし、シートベルトは体に密着してこそ意味があります。クリップで固定してしまうと、事故の際に体が前に倒れ込み、前方に放り出される危険性もあるそうです。

最近では、「シートベルトクリップ」なる商品も販売されていますが、こういった商品は全くおすすめできません。このような商品を使ってしまうと、シートベルトの機能を正しく発揮できず、事故の際の安全性を著しく低下させてしまいます。

▼他にも、以下のようなシートベルトの装着方法は本当に危険です！

シートベルトをねじって装着する

厚着の上からシートベルトを装着する

二人で一つのシートベルトを共有する

これらの装着方法も、正しく装着した場合に比べて、交通事故が発生した時の被害を大きくする可能性が各段に高まります。シートベルトは必ず一人につき一本、正しく装着するのが鉄則です！

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