2019年8月22日 更新

ほっこり優しい気持ちになれる♡竹下文子さん・鈴木まもるさんの「のりもの絵本」

【図書館司書資格を持つママがオススメ絵本をご紹介!】はたらく車や電車、乗り物に夢中なお子さんにおすすめしたい竹下文子さん作・鈴木まもるさん絵による乗り物の絵本。お二人が手掛ける絵本は優しい気持ちになれるうえ、読めば読むほど、驚きや発見がありますよ。

『ピン・ポン・バス』や『はしれ!たくはいびん』のようにストーリー性はあまりなく、淡々と様々な電車や、その電車が走る風景、その電車を利用する乗客たちが描かれる『でんしゃがきた』。

新幹線「はやぶさ」や東京メトロ、JR阪和線など、様々な電車が登場するのですが、私が感動したのは、朝ドラ『あまちゃん』に登場する電車のモデルになった「三陸鉄道」の「田老駅」のシーンです。

田老駅は、東日本大震災で大きな被害を受けた海沿いの駅。
絵本に描かれている田老駅のまわりには、津波に流された後の土地を整備する工事車両の姿がたくさん見えます。

でも、駅で電車を待つ人々には笑顔が戻っています。
鉄道の復旧が、みんなの日常も運んできてくれる…そんな風に感じられるとてもよい一場面です。
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この次のページに書かれている
「みんな みんな まっていたんだ。
でんしゃが くるのを まっていたんだ。
よかったね、でんしゃ。
きてくれて ありがとう。」

という文章が、素晴らしいです。
泣きそうになりました。

まとめ

実は夫婦という間柄の、竹下文子さんと鈴木まもるさん。インタビュー記事を読んでいるとお子さんの話も出てきたりもして、お二人のあたたかな人柄が、作品にも反映されているのかな…と感じます。

お二人が手掛けた絵本はたくさんあって、清掃車やパトカーなど子ども達がすきな「はたらく車」にスポットを当てた作品も多いです。

親子で一緒に絵本を読んで、あたたかな時間を共有してみてはいかがでしょうか?
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この記事のライター

むっく むっく

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