脳の機能障害である発達障害はなかなか判断しづらく、特に乳幼児期は育てにくさが幼児特有の物なのか、障害なのか見きわめるのは難しいものです。そこで今回は、発達障害が疑われる乳幼児の様子をまとめました。
早期の対応が大切!知っておきたい主な発達障害の特徴
脳の機能障害である「発達障害」にはいくつかの種類があります。主な発達障害の特徴についてまとめました。
睡眠のサイクルが定まらない
一般的に生後3~5ヵ月で昼夜の区別がついて睡眠サイクルができてきます。睡眠のサイクルは脳の発達と関係しますが、発達障害では脳の機能にうまく働かないところがあることがわかっています。睡眠サイクルの不定は、発達障害の重要な兆候の一つと考えられます。
極端な偏食・小食
単なる“好き嫌い”のレベルを超えた偏食や小食です。ご飯やうどんといった白いものしか食べない、決まった食感でないと口に入れないなど、こだわりの度合いが非常に強い場合は要注意。極端に小食で食べ物に興味を示さないこともあります。
言葉が出ない、意思疎通ができない
1才~1才半ごろにはいくつか単語が出るようになる子が多いのですが、言葉がなかなか出てこなかったり、出てもオウム返しだったり意味不明な言葉だったりするときは注意が必要です。0才代にはあまり泣かず、手がかからない子だと思われることもあります。
抱っこを嫌がる
そっくり返って嫌がるので、非常に抱きづらい赤ちゃんがいます。おすわりをしていると急に後ろにひっくり返ることもあります。歩き回るようになるとクルクルその場で回ったり、手をパタパタさせるなどの不思議な動きをすることがあります。