2019年2月11日 更新

生えた歯が原因で赤ちゃんの舌に潰瘍が!?【リガフェーデ病】って?

赤ちゃんが可愛い笑顔を見せてくれた時に、ふと気付いた舌の病気【リガフェーデ病】についてご紹介します。

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歯が生えてきた赤ちゃん。可愛い笑顔が今までと少し違って見えたり楽しみもありますが、虫歯予防等ママには気になることも沢山ありますよね。今回は、小さなお口にまつわるトラブルのひとつ【リガフェーデ病】についてご紹介します。

原因と症状

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赤ちゃんの歯は、先端が少しギザギザしていることがあります。特に先天歯(出生時にすでに生えていたり、出生直後に生えたりした歯)はエナメル質の形成が十分でなく鋭利な状態です。授乳の際などにその歯が舌の裏面に擦れた刺激で、舌に潰瘍が出来てしまうことがあります。舌の裏にしこりが見えるようになり、周辺から出血したり、痛みで哺乳を拒否しギャン泣きする赤ちゃんもいるようです。
生まれた時、あるいは生後間もない赤ちゃんに歯が生えてくることがあります。
この歯は「先天性歯」や「魔歯」と呼ばれます。
舌の裏側に歯があたり潰瘍(リガフェーデ病)を起こしたり、お母さんの乳首に傷がつき、授乳に支障をきたすことがあります。

治療

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口腔外科で歯の先端の尖っている部分を少しずつ削って丸めたり、歯の先端を歯科材料で覆ったりして、歯による舌への刺激を軽減し、潰瘍が自然治癒するか様子をみます。過剰歯と呼ばれる余分な歯の場合や、歯のぐらつきが大きい場合、痛みで授乳が困難な場合には、先天歯は抜くこともあります。

筆者の体験談

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先天歯が原因で起きることが多いようですが、我が家では長男が生後6カ月で下の歯が生えて間もなく、リガフェーデ病と診断されました。

口を大きく開けた際、歯が生える以前には無かったはずの、白くてタコの吸盤のような形の小さな塊が舌の裏に見えたのがきっかけで発覚しました。近所の小児歯科で診てもらった際には、潰瘍が小さかったせいか、口内炎と言われてしまいました。

痛がる様子もなく授乳もスムーズで、離乳食もよく食べていたのですが、口の中にチラチラ見える小さな白いモノがどうしても気になり、その後7カ月検診の際に小児科で相談したところ潰瘍とわかりました。

紹介された小児対応の口腔外科で、約1ミリ下の2本の歯の先端を削って貰ったところ、1カ月後に再受診した際には潰瘍が消えていました。削った歯はその後順調に伸び、周囲の歯との違和感もありません。

まとめ

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リガフェーデ病は、先天歯のある赤ちゃんには起こりやすいトラブルです。小児科や口腔外科の先生によると、普通に生えてきた乳歯でも、その先端が尖っている場合には、同様に舌に潰瘍を作ってしまうことがあるそうです。

赤ちゃんの可愛いお口は、虫歯予防のケアだけでなく、舌や歯茎なども観察し、気なることがあれば小児歯科の専門医に相談しましょう。
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