保育士から見た保護者の姿って？元幼稚園の先生が思う「素敵なママ」とは

幼稚園で働いてきて、大勢の保護者と濃厚に関わることの多かった筆者。正直「とっても素敵だな」と思う方もいれば、「この保護者は少し難しいな…」と思う方もいらっしゃったものです。

そして素敵なママ達に共通していたことは、そんなママたちの周りはいつも笑顔で溢れていたことです！素敵ママの周りには、自然とママたちが集まってくるものです。保育園や幼稚園に通う中で、ママ友が絶対必要とは思いませんが、不必要に周りから嫌われたり、疎まれる必要はないですよね。

これを読んで全部当てはまる方は、きっと周りのママや保育士から有難く思われているはずです。もしも「あ、出来ていないかも…」というものがあれば、少しの意識で変わっていくものばかりなので、是非試してみて下さいね。

挨拶ができる

当たり前のことですが、「おはようございます」「ありがとうございます」「さようなら」
素敵なママはしっかりと挨拶ができます。保育者だけではなく、登園・降園の時間が被ったクラスの親子にもしっかりと言えると良いですよね。

中には、何も言わずに子どもを保育室の前に置いて、風のようにいなくなってしまう方も…。子どもたちにも「挨拶はしっかりしよう」と伝えているので、まずは大人がやっている姿を見せたいものですね。

いつも笑顔

いつもニコニコとしている方と、ブスッとしている方であれば、笑顔の方のほうが接しやすいですよね。マスク生活が続く中、表情を作るのは難しいですが、目元や声色・口調などを少し意識してみると良いかもしれません。

園のルールはしっかりと守る

幼稚園や保育園には、その園によって色々とルールが決まっていると思います。例えば、「送り迎えが終わったらすぐに帰りましょう」「園庭開放は〇時まで」などなど…。これらをしっかりと守っている方は、仲良しのママたちだけではなく、周囲の方から好かれる傾向があります。

ママ同士で仲良くなると、お喋りが楽しくてついついルールを破ってしまうことがありませんか？保育者側としても、「出来れば注意はしたくないな…」というのが素直な思い。そして、周囲の保護者の方達も、ルールを守らない方たちをよく見ています。

一番厄介なことになってしまうのが、保育者が見ていない状態でルールを破ることなんです。”保育者が見ていないから、注意されなくてラッキー”ではないですよ。例えば、行事の際にビデオ撮影はNGなのに、バレないように撮影をしていたり、運動会の場所取りで並んでいるところに横入りしていたり…。

周囲のママたちは直接は伝えてこなくとも、こっそりと園に伝えていたり、「あそこのグループいつも守らないんです、どうにかして下さい！」と不満の声が出てしまうことも。そして、親がルールを守らない姿は子どもたちもよく見ています。子どもたちのためにも、ルールはしっかりと守りましょう。