2021年3月12日 更新

仰向け寝はNG?赤ちゃんへの影響は?妊娠後期の寝方について

お腹が大きくなって動き辛くなってくる妊娠後期。仰向けで寝るのはよくないといわれていますが、仰向けの方が楽な場合もありますよね。今回は、気になる妊娠後期の寝方について紹介します。

よく眠れるのなら…仰向け寝でもOK!

よく眠れて目覚めた時に、気付くと仰向けで寝ていたという場合は、仰向け寝でも特に問題なし。お腹の中の赤ちゃんは羊水の中いるので、ママの寝る姿勢で圧迫されるということないので安心してください。

睡眠には「レム睡眠(脳の眠り)」と「ノンレム睡眠(身体の眠り)」があり、寝ている時にはレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返しているといわれています。レム睡眠の時には身体は起きていて、寝返りを打っているので、ずっと仰向けで寝ているわけではありません。

ただし、妊娠後期の仰向け寝には注意が必要なのも事実。注意すべき症状について紹介します。

注意したい「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」

「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」は、仰向け(仰臥位)で寝ることにより起こりうる症状。静脈には、下半身から心臓に戻る血液が流れていますが、大きくなった子宮の重みが脊柱の下静脈を圧迫し、血流を妨げることにより低血圧状態になってしまいます。

仰向けで寝ているときに、次のような症状が現れたら要注意。すぐに仰向け寝をやめましょう。

・息苦しい
・動悸がする
・お腹が張る
・吐き気がする

対処法は、「左側を下にした横向きの姿勢」になることです。左側を下にすることで、下静脈への圧迫がなくなり、血流がよくなります。血流がよくなることで症状が改善するので、試してみてくださいね。

妊娠後期は「横向き寝」が楽!

妊娠後期になると、大きくなった子宮が他の臓器を圧迫します。そのため、息苦しくて眠れない…ということも少なくありませんよね。

妊娠後期に楽な寝方は、横向き寝。左側を下にしたり、右側を下にしたりすると比較的眠りやすくなります。そのときにおすすめなグッズが「抱き枕」。抱き枕を抱えるようにして寝ると、姿勢が安定しやすくなりますよ。

妊娠中は「抱き枕」として、産後には「授乳クッション」として使えるものもあるので、お気に入りの抱き枕を探してみてくださいね!

「楽な寝方」を見つけて妊娠後期を乗り切りましょう!

お腹が大きくなることでマイナートラブルも増えてくる妊娠後期。寝つきが悪くなって寝不足になってしまうことも少なくありませんよね。

妊娠後期だから絶対に仰向け寝がダメ!というわけではなく、よく眠れるなら仰向けで寝ても問題はありません。ただし、「仰臥位(ぎょうがい)低血圧症候群」には要注意なので、お腹が張ったり息苦しくなったら左側を下にして寝るようにしましょう。

人によっては後期つわりが始まったり、動きづらくなったりと、苦しいことも多い妊娠後期。でも、もう少しでかわいい赤ちゃんに会えます。無理のない「楽な寝方」見つけて、妊娠後期を乗り切りましょう!
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この記事のライター

sakura sakura

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