2021年4月18日 更新

【痔】妊婦さんに多いマイナートラブルの特徴と対策法①

妊娠中に多いマイナートラブルの1つ「痔」。なかなか相談しにくい部分だけに、1人で悩んでいる妊婦さんも多いのではないでしょうか。そんな痔の特徴と対策法をご紹介します。

妊娠中に便秘に悩む妊婦さんは多いですが、便秘がキッカケで「痔」になってしまう方も少なくありません。実は、筆者自身も妊娠初期に便秘と下痢を繰り返しているうちに人生初の痔を経験した1人です。

今回は、痔の種類とそれぞれの対策法についてご紹介していきます。お悩みの妊婦さんは参考にしてみてくださいね。

妊婦さんがなりやすい痔の種類は大きく分けて3つ!

いぼ痔(内核痔)

痔の種類1つ目は「いぼ痔」。正式には内核痔と言います。妊娠中のホルモンの影響から肛門付近の静脈がうっ血し、腫れてしまうことが原因です。このタイプの痔は、最初のうちは肛門の中にとどまっていても、酷くなると外に出てきてしまうことも。

さらに、いぼ痔がある場合、出産の際のいきみで外に出てきてしまうケースも多いようです。この場合は、先に助産師さんにいぼ痔がある旨を伝えておくと、出産時は外に出ないように押し込んでくれるそうなので、恥ずかしがらずに伝えておきましょう。

血栓性外痔核

2つ目は「血栓性外痔核」。こちらもいぼ痔の仲間ですが、内核痔と違う点は、肛門の外側にできるタイプの痔だということ。肛門の外に血栓と呼ばれる血の塊ができてしまい、腫れたり痛んだり出血したりします。ちなみに筆者はこのタイプの痔になってしまい、2週間ほど出血が止まらず「お尻からの出血だと思うけど、赤ちゃんに影響は無いだろうか…」と不安な日々を過ごしたものです。

きれ痔

3つ目は「きれ痔」。その名の通り、肛門の入り口が切れてしまうタイプの痔のことを言います。症状としては、トイレの際に痛みがある、排便後に血が出るなど。このタイプの痔は、再発を繰り返してしまうとだんだん肛門が狭くなってしまって悪循環に陥りやすいですので、注意が必要です。

ひとごとじゃない!痔になってしまったらどうしたら良い?

意外と痔に悩む妊婦さんは多いもの。特に、大きくなった子宮が腸や肛門を圧迫する妊娠8か月目以降の妊婦さんに多いようです。では、実際に痔になってしまったらどうすれば良いのでしょうか?

まずはかかりつけの産婦人科に相談しよう!

まずは、悩む前に早めにかかりつけの産婦人科に相談することをオススメします。私は産婦人科で診てもらえると知らずに肛門科を受診してしまったのですが、後から産婦人科の医師に「ここでも軟膏は出せますよ」と言われてショックを受けたことが…。
ちなみに、妊娠初期に血栓性外核痔になった筆者の場合は、「ボアラ軟膏」という塗り薬を処方してもらいました。ステロイド入りの薬を使うことに抵抗はありましたが、「痔が治らないストレスの方が赤ちゃんに良くない」と考えて2週間ほど毎日使用。当時は不安な日々でしたがすっかり完治し、赤ちゃんも無事に成長していますので妊娠中でも安心して処方されたお薬を使ってくださいね!
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この記事のライター

大沢みー 大沢みー

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