2021年9月19日 更新

いつから始めたらいい?元幼稚園教諭ママが教える!0歳児から絵本の読み聞かせを楽しむポイントとは

絵本の読み聞かせの時期に悩まれるママも多いのではないでしょうか?今回は元幼稚園教諭ママである筆者が、0歳児から絵本の読み聞かせを楽しむポイントや、読み聞かせる際のちょっとしたコツをお伝えします。

赤ちゃんの絵本の選び方

書店に行くと、赤ちゃんの絵本コーナーがあるほど、たくさんの絵本が並んでいますよね。そこでここからは“絵本を選ぶ時のポイント”をご紹介します。

赤ちゃんによって好みは様々。一生懸命選んでも、なかなか興味を持ってくれない…なんてこともあるかと思いますが、そこで諦めてしまうのではなく「いつか好きな1冊が見つかると良いな」とゆったりとした気持ちで絵本を探してみましょう。

言葉のリズムが良いもの

大人からすると、一見なんの物語なのか分からない絵本ってありますよね。でも、赤ちゃんにとっては「言葉のリズム」や「響き」を楽しんでいるのです。何度も読むうちに、赤ちゃんもそのリズムに合わせて笑ったり、一生懸命言葉を発そうとすることもあります。短い時間で読むことが出来るので、なかなか時間が取れない方にもおすすめです。

ごぶごぶ ごぼごぼ|駒形克己

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たくさんの丸と、不思議な擬音で溢れているこの1冊。言葉のリズムの面白さはもちろん、色彩も豊かで、我が子も不思議そうに見つめていました。読み聞かせ初心者のママ・パパにも全力でおすすめです。

身近なものを描いた絵本

赤ちゃんに絵本を読む際には、生活の中で目にしているものや、赤ちゃんが知っているものを選ぶと「これ見たことある!」「これ知ってる!」と私たち大人が想像する以上に喜んだり、嬉しがったりします。

例えば、乗り物が好きな赤ちゃんなら乗り物を題材にしたもの。また、食べ物が大きく描かれている絵本なんかもあります。

見たことあるもの・触れたことがあるもの・食べたことがあるもの…など、赤ちゃんが知っている世界が絵本の中に展開されていると、不思議な気持ちになるのでしょうか。身近なものを描いた絵本も赤ちゃんは大好きです。

読み聞かせでの心得

絵本を準備して時間をとり、さて読み聞かせを始めよう!と思っても、「全然聞いてくれない」「絵本に興味を持ってくれない」「最後まで読めない」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

0歳児に絵本を読み聞かせをする時に、最初から最後まできっちり聞かせることを目標にしなくても良いと筆者は考えています。なぜなら、全て読むことがゴールなのではなく、絵本を通して赤ちゃんとコミュニケーションを楽しむことが目標だからです。 

読み切ることを目標にしてしまうと、そっちに意識が集中してしまい、読みきれない時にモヤモヤとしてしまっていませんか?

読み聞かせができなくても、膝の上で一緒に過ごす触れ合いの時間を大切にしましょう。「今日はここまで読めた!」「読めなかったけど、赤ちゃんが絵本に触れた」「嬉しそうにページを目めくっていた」その一瞬一瞬を共に楽しめたら良いのではないでしょうか。

とは言っても、いくつか読み聞かせをする際にポイントがあるので、ご紹介します。

優しい声で、リズムや強弱もつけよう

赤ちゃんに読み聞かせをする前に、事前に絵本を読んでみてください。「ここは強弱をつけたら面白そうだな」「リズムも変えてみよう」「ページをめくる時の速さはどうしようか」…など。読み聞かせに合ってる・間違っているはないと考えています。ママやパパが”こうやって読んでみたら面白そうだな”という読み方で良いのです。ただ、事前に読んでおくだけで、読み聞かせの質はグッと上がりますよ。

2人体制で読み聞かせ

これは是非おすすめしたいやり方の1つです。1人が赤ちゃんを膝に抱え、もう1人が赤ちゃんと対面して読み聞かせを行うスタイルです。赤ちゃんが絵本を読む前に次々とページをめくってしまう…と悩まれる方は、絵本と赤ちゃんの距離を離してみてください。

2人体制だからこそ出来るやり方ですが、これは保育の現場でもよく使われる方法で、こうやって読んでいるうちに、読み聞かせが好きになるというケースもよくあります。平日はなかなか難しいかもしれませんが、お休みの日に是非やってみてください。
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kana kana

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