2020年1月12日 更新

室内の空気は屋外より汚れてる!?子どもの健康維持のために今、見直したい空気環境

スウェーデンの空気清浄機メーカー「ブルーエア」の新プロジェクト発表会で明らかになった、室内の空気は屋外よりも汚れているという衝撃の事実。子どもたちの空気環境を守るために、今できることとは?

感染症や花粉などの対策として、外に出る時にはマスクをする、人混みを避けるなどの予防をしているママは多いと思います。特に冬場は、インフルエンザや胃腸炎などの流行も心配な時期。しかし!実は、屋外よりも室内の空気の方が汚れているという驚くべき報告が!

これは、スウェーデンの空気清浄機メーカー「ブルーエア」が、子どもの室内空気環境改善に向けたプロジェクトを日本国内で始動するにあたって行われた発表会で明らかになった事実であり、子どもの健康にも関わる重要なトピックです。

幼い子どもを育てるママにこそ知ってほしい、そのプロジェクトについてご紹介します。

屋外の2〜5倍汚れている!?実は知られていない”室内空気汚染”

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屋外よりも室内で過ごす時間が長く、食べ物や水よりも空気を摂取する割合が大きいことから考えても、私たちにとって室内空気をキレイに保つことがどれだけ重要かは明白です。それが小さな子どもであれば、なおさら。

しかしながら、実は室内の空気は屋外の空気の約2〜5倍、ひどい時には100倍以上も汚染されていることもあるそう。そして、この衝撃の事実をおよそ8割もの人が知らないということも明らかに。屋外よりも室内の空気の方が汚れているなんて、寝耳に水!というママも多いでしょう。

室内の空気が汚染される要因としては、機密性の高い建物や住居が多くなり、汚染物質や化学物質が滞留しやすくなってしまったことがあげられるといいます。

また、人は呼吸をする際、空気と共に多くの汚染物質を体内に取り込んでしまうもので、特に小さな子どもは大人の2倍近くの汚染物質を取り込んでしまうそう。

感染症に罹る可能性のある菌に限らず、呼吸器やアレルギーに関わる汚染物質も取り込む恐れがあることから、室内空気に関する問題は決して他人事ではなく、一人一人にとって非常に身近なものであるといえます。

子どもたちにキレイな空気を提供する活動「Clean air for children」

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こうした子どもの室内空気における現状や問題、その重要性を知ってもらい、世界中の子どもたちのキレイな空気を吸う権利を守るため、スウェーデンの空気清浄機メーカー「ブルーエア」が始めた活動が「Clean air for children」。

具体的には、子どもたちの健やかな成長と学習環境の整備のため、世界中の教育施設へ空気清浄機の寄贈を進めているそう。そして今回、渋谷区の区立保育園と幼保一元化施設へ100台の空気清浄機を寄贈することが明らかになりました。

2020年には幼保無償化による初の入園時期を迎え、より多くの子どもたちが保育施設で過ごすことになるため、園内における空気環境の改善もより必要になってくることが見込まれています。

長時間を過ごすのに、意外と意識されていない園内空気環境

自宅に空気清浄機を置いている家庭は多いと思いますが、親がフルタイム勤務の場合、子どもが保育園などで過ごす時間は自宅と同じ、もしくはそれ以上に長い時間になることも珍しくないにも関わらず、園での空気環境は意外と意識されていないといいます。

例えば、インフルエンザウイルスが園内に持ち込まれた場合、室内で密閉された状態だと、あっという間に感染が広がってしまいます。

そうした事態を予防するのに役立つのが、空気清浄機。ブルーエアの空気清浄機は、ただ空気をキレイにするだけではなく、体内に汚染物質を取り込む前に除去するスピードも速いのが特徴だそう。

実際に、ブルーエア稼働後60分後には保育室中の有害物質が98%以上減少したというデータも報告されました。
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中国やアメリカをはじめとする海外では空気環境への意識が高く、特に教育機関での空気清浄機のニーズも高まっているそうで、日本でも今後ますます空気環境の現状を知り、対策を取る必要性が高まってくると考えられます。
ママにとって、子どもの健康維持は何よりも重要なこと。新年を迎えたこの機会に、自宅や保育園などの空気環境に目を向けてみてはいかがでしょうか。一人一人が意識することから、日本の現状も変わっていくはずです。
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mika mika

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