2021年2月28日 更新

子どもの近視の進行を遅らせる!アトロピン点眼薬って?

子どもの視力低下にお悩みのママ必読!近視の進行を抑制することができる「アトロピン点眼薬」について、効果や使い方・費用など詳しく説明します。

子どもの近視は進みやすい

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平成27年までの35年間のうちに、裸眼での視力が0.3未満の子どもが3倍以上に増加したというデータがあるそうです。確かに、筆者の子ども時代に比べて、「眼鏡をかけている子供を多く見かけるな」という印象があります。

かくいう筆者の長女も近視で、幼稚園年長の12月から眼鏡を使用しています。テレビやゲームの時間に制限をかけて、かなり気をつけていただけにショックでした。しかし、そこから1年ちょっとの間に、さらに近視が進行し視力が低下してしまいました。

子ども時代は成長が著しいため、眼球の伸びによって引き起こされる近視が進むのも早いのだそうです。コロナ禍でおうち時間が増えたことと、遺伝的な要因も加わっていると考えられます。これ以上視力が低下しないようにと、眼科の先生から「アトロピン点眼薬を使ってみませんか?」と提案されました。
参照:NHK for School 症状が進行しやすい「子どもの近視」 原因は遺伝と環境、近業に注意
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_237.html

アトロピン点眼薬とは?効果や使い方・費用など

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アトロピン点眼薬は、目の検査時に瞳を開くために使用されます。その点眼薬を0.01%の濃度に薄めたものを毎日就寝前に点眼することで、近視の進行を抑制することができるそうです。副作用に「眩しく感じられること」がありますが、使用するのが寝る直前なので、あまり問題はないでしょう。

筆者の長女は「マイオピン」というアトロピン点眼薬を購入しています。筆者の受診した病院では、マイオピンの処方をしてもらうための診察は保険診療扱いで、医療費助成が使えました。しかし、病院によってはマイオピン点眼薬を処方するための診察も自由診療となり、費用が高額になる場合もあるため、受診前に確認することをオススメします。

なお、診察が保険診療扱いになる場合は、診察とは別日にまた改めて「マイオピン」を病院に買いに行かなければなりません。筆者は、1か月に購入できる個数は1つずつで、2か月おきに受診して経過をみるよう言われました。たびたび足を運ばねばならないため、なるべく近くの病院を選んでおいた方が良いでしょう。

また、「マイオピン」の購入には健康保険や医療費助成の利用ができませんので、ご注意ください。筆者は病院で「1瓶3000円で、1か月使用できる」と説明されました。1日約100円で近視の進行を抑えることができるなら良いかな、と考えて購入しています。マイオピンを使用できるのは12歳までなので、残り数年間忘れずに点眼して目を守ろうと思います。
参照:三鷹岩下眼科「マイオピン」
https://mitaka-iwashita-ganka.com/myopine.html

まとめ

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子どもの視力の低下や近視の進行は、気を付けていても食い止められないことがありますよね。そして、もう取り戻すことができないと思うとショックもひとしおです。

ですから、テレビやゲームの利用時間の注意や、目を休めるなどの基本的な行動に加えて、こんな方法もあるんだと知って頂けたらと思いました。筆者の経験がどなたかの役に立てば幸いです。

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へびいちご へびいちご

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