サポートブック作成のポイント
対応や配慮を明記
支援者に伝えておくとよいのは、お子さんの特徴だけでなくその先の対応方法。お子さんの特徴を記入する際「こういう場面でこういった特徴が出現する」だけでなく「どのような対応や配慮があると本人が力を発揮できるか」をセットで記入します。
▼ 特徴と具体的対応の一例
優先順位の高いものから記入する
サポートブックへ記入するのは、共通理解していきたい優先度の高い情報から。決まりごとはありませんが「初めてお子さんと関わる人が知りたいことは何か」をイメージすると書きやすくなります。
シンプルな言葉で要点を絞る
求めたい支援の内容は、要点を絞ってシンプルに書くのがコツです。要望や対応方法を具体的に示すことは重要ですが、まずは簡潔な言葉でまとめて、詳しい説明を追記すると分かりやすくなりますよ。
得意なことや長所も記入する
サポートブックは、お子さんの「できないこと」をピックアップするものではありません。できないこと・不得意なことを挙げるだけでなく、得意なことや長所も記入するのがポイントです。その際「こういった理由で○○ができません」よりも「○○すればできます」と肯定文で書くと、支援者がより手厚いサポートを行えます。
家族や身近な人と相談しながら書く
お子さんの普段の様子を振り返りながら書いていても、つい不明点が出てくるケースがあります。その場合に助かるのが、家族またはお子さんと関わりのある身近な人と相談しながらの作成です。
「何をしているときが落ち着くか」「苦手なことはどうすると取り掛かりやすいか」など、サポートブックに記しておきたい内容についてをお子さん本人に話を聞きながら取り組むと、支援者の理解や対応の幅を広げられますよ。
「何をしているときが落ち着くか」「苦手なことはどうすると取り掛かりやすいか」など、サポートブックに記しておきたい内容についてをお子さん本人に話を聞きながら取り組むと、支援者の理解や対応の幅を広げられますよ。
お子さんの意外な考えが聞けたり親としての考えをそっと伝えられたりと、コミュニケーションの一環にもなります。