2020年7月8日 更新

【実録】選んでよかった!はじめての『里帰り出産』レポ

妊娠後、まず立ちはだかるのが「どこで産むか」問題。特に、お産前後を実家で過ごす『里帰り出産』をするか・しないかは、多くのママが悩むものです。そこで、今回は筆者が実際に体験した、第一子の里帰り出産レポをお届け。経験したからこそわかった、里帰りのメリットをお届けします!

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全体の過半数以上の妊婦さんが選ぶとも言われている「里帰り出産」。34週目頃から帰省し、産後1ヶ月程度までを、実家で過ごすお産のスタイルを指します。

一般的に、出産直後は産褥期(さんじょくき)と呼ばれ、お産を終えたママの体をゆっくりと休める必要がある時期。産褥の「褥」は"ふとん"を意味する漢字で、産後約1ヶ月程は、ママが疲れたらすぐに横になれるよう、お布団を敷きっぱなしにしておく期間とされています。


そんな大変な時期、同時にスタートするのが慣れない赤ちゃんの育児。家事はもちろん、身の回りのことをするだけでも一苦労なこの期間に、実家の家族の助けを得られるのは、想像以上に心強いものです。
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しかし、中には「実家で過ごすのは、気を遣うから疲れる…」「住み慣れた自宅で赤ちゃんのお世話をしたい」というママも多いはず。当初の筆者もその一人でした。

でも、はじめてのお産を無事に乗り越えた今、断言できるのは「里帰りをしてよかった!」ということ。帰省直後は実家での慣れない暮らしにストレスを感じたり、こっそり自宅へ帰ったこともありましたが(※遠方の方の場合、マネはしないでください)、里帰り期間の最終日を迎える頃には「実家から離れたくない!寂しい!」という想いがこみあげてきたものです。

そこで今回は、これからお産を迎えるママに向けて、筆者が身を持って知った「里帰り出産」のメリットをお届けします。

【里帰りのメリット①】赤ちゃんのお世話に専念しやすい!

里帰り出産をする大きな利点のひとつが、ずばり「育児に専念しやすい」環境を整えられるということ。もちろん各ご家庭によって、ご家族の性格やママとの関係性はさまざまですが、実家での暮らしは、夫婦ふたりの生活に比べ、絶対的に人手が多いのは事実。家事や育児のサポートをお願いしやすいものです。
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先述の通り、お産によるママの体への負担は大きく、出産直後は想像以上に体の自由がきかないものです。会陰切開や、胸の張り、人によっては分娩時に悪化した痔の痛みなどが重なり、肉体的にも精神的にもぐったりしてしまうことも。

そんな状況の中で、突如として幕を開ける怒涛の育児。3時間おきの授乳に、沐浴、頻繁なおむつ替え…。筆者の場合、はじめての出産だったため、すること、なすこと、わからないことだらけ。身の回りのことをする余裕なんてゼロ。赤ちゃんのお世話以外のことは、到底、手が回りませんでした。

そんな中、毎食のごはんの準備や洗濯、お買い物を引き受けてくれる人が周りにいることは、心の底から助かるもの。余計なストレスから開放され、「とにかく育児のことだけ考えればいい!」という、ありがたい環境で過ごすことができました。

【里帰りのメリット②】「育児の先輩」がすぐ側に!

第一子の出産の場合、とにかく育児はわからないことだらけ。我が子のお肌に少しでもポツポツができると不安になったり、肌着が何種類もあって着せ方に迷ったり…。

筆者がお世話になった産院では、生後1ヶ月の時点で赤ちゃんの身体測定などをする、一般的な「1ヶ月検診」に加えて、生後2週間に受ける「ハーフ検診」も設けられていたため、日々湧いてくる育児の疑問や不安はその都度メモしておき、検診時にまとめて助産師さんに相談することができましたが、それでも娘のちょっとした体調やお肌の変化にハラハラする毎日でした。
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そんなときに、心の支えになったのが実母の存在。幸運にも、筆者の母は保母さんをしていたことがある経歴の持ち主。そのため、赤ちゃんの肌トラブルに効く医薬品や、あやし方は慣れたもので、日々、母からの助言に救われていました。

ママは、最初は誰もが育児初心者。生まれながらにして、赤ちゃんのお世話に慣れているママなんて一人もいません。だからこそ、一度子育てを経験している母親がそばにいてくれる実家は、筆者にとって、安心して赤ちゃんとの生活をスタートできる場所となりました。

【里帰りのメリット③】「チーム育児」で深まる、実家の家族との絆!

最後に、個人的に最も実感しているメリットがこれ。筆者の場合、元々は決して仲良し家族というわけではなく、どちらかと言うと、実母とは少し距離を置きがちで、ギクシャクしたものでした。

それは出産直前まで変わらず、身重の筆者の体を気遣う母の言葉も、うっとおしく感じ、心無い言葉をかけてしまったことも多々。今思い返すと、胸が苦しくなるものです。

まだ娘が筆者のお腹にいた頃。当時は、来る日も来る日も「早く自宅に帰りたい」とばかり考え、里帰り出産を選択したことを後悔していました。
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