2021年6月16日 更新

中学卒業後の進路の選択肢を知りたい⑥就職編

中学卒業後に就職をする場合の学歴と収入差、就職活動スケジュールなどについてまとめました。中学卒業後に就職をしたいと望んでいるお子さんのママはぜひ読んでみて下さいね!

中学卒業予定者の就職活動スケジュール

中学卒業後に働けるようにするためには、どう動けば良いかも調べてみました。令和2年度のデータでは、6月1日にハローワークで中学卒業予定者の求人申込書を受付開始し、1月1日に企業が選考や採用内定を開始するとありました。(※12月1日から選考・採用内定開始の地域もあるそうです。)

【中学卒業予定者の就職活動スケジュール】

4月~6月
・準備期間(自分の就きたい職業について考えたり、どんな会社があるか調べておく)

7月~10月
・学校を通してハローワークから求人情報を得る
・保護者や先生と相談

11月頃
・学校と面談
・希望する職種など、具体的な進路を決める
・学校を通してハローワークに職業相談を申し込む

12月頃
・ハローワークと職業相談

12月
・事業所などの見学後、ハローワークにて個別相談
・応募する職場を決める
・応募書類を作成し、ハローワークに提出

1月上旬頃
・採用試験

1月中旬頃
・合格発表

合格内定をもらってから3月まで
・就職の準備(必要な服や物をそろえたり、勉強をしておく)
参照:厚生労働省「中学校・高等学校卒業予定者の就職・採用活動時期について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000184189.html
スタディピア「中学校卒業後の就職」
https://www.homemate-research-junior-high-school.com/useful/11277_junio_012/
やまぐち企業図鑑ネク☆スタ「高校生の就活スケジュール」
https://nexta.press/schedule/

学歴と収入差

中学校卒業後すぐに働く上で心配となるのが、学歴による収入差ではないでしょうか?

2020年のものですから現在と少し差はあるかもしれませんが、初任給は平均で、中卒が約15万円、高卒が16万7400円、大卒で21万200円というデータがありました。20代のうちの平均年収は中卒で309万9400円、高卒で336万7950円、大卒で384万1500円だそうです。若いうちはあまり差がありませんね。

しかし、年齢を重ねていくにつれ差が開いていきます。50代の平均年収は中卒で461万5150円、高卒で500万4950円、大卒で839万4800円だそうです。生涯の年収に換算すると、かなりの額変わってくると考えられますね。

また、転職したい企業の応募条件が「高卒以上」となっている場合、応募することすら叶わなくなってしまいます。ですから、中学卒業後に就職をする場合は、キャリアアップを目指して働きながら高卒資格を取得することも大切でしょう。

その際には、「中学卒業後の進路の選択肢を知りたい!」シリーズですでにご紹介した定時制高校と通信制高校を利用するのが良いと考えられます。
参照:JAIC「中卒の平均年収と初任給を紹介【中卒で高収入を得る方法も解説】」
https://www.jaic-college.jp/useful/u-16204/

まとめ

今回は、中学卒業後の進路の選択肢【就職編】をご紹介しました。思っていた以上にたくさんの選択肢があり、さらにこの中から学科と学校も選び取っていくとなると、なかなかに大変な道のりになりそうです。

筆者の息子は現在中学1年ですが、まずは学科を選ぶために今年のうちに学校見学に参加しておこうと考えています。また高校進学にあたって、費用面での不安を抱えている方も多いかと思いますので、高等学校等就学支援金などお金にまつわることについても、まとめていきたいと思います。
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