2019年12月10日 更新

『あなた流の子育て万歳』理想の母親像を捨ててみたら楽になるかも!

様々な子育ての悩みを抱えているママへ!筆者の規格外なママっぷり、そして産後うつ中に通っていた、カウンセラーからの育児に関する話をお伝えします。

『間違った子育てをしているんじゃないか?』
『自分は子育てに向いていない』

…などの悩みを抱えているママ。そんな思いをしているのは、あなた1人じゃありません。

筆者の私自身もその1人。そんな私の規格外なママっぷり、そして産後うつ中に通っていた、カウンセラーからの育児に関する話を、悩んでいるママへお伝えしたいと思います。

情報に溢れている現代社会

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ひと昔…ふた昔前は、育児に関する知識は育児本や雑誌、または家族や先輩ママなどから得る…といった程度でしたが、情報に溢れている現代社会に生きる私たち。

今も昔も、育児に関して『あれがいい…これがいい』『こういう時はこうするべき』『〇歳になったら、○○を初めましょう…○○はやめるようにしましょう』などなど、『理想』とされるものは、内容こそ違えど存在しています。

しかしながら、現代社会では、テレビや本はもちろんのこと、インターネットの普及により、SNSなどで色んな人の育児を気軽に垣間見ることができたり、様々な育児情報を簡単に手に入れることができ、それは便利であるのと同時に、時にママを苦しめる大きな要因にもなってしまっています。

理想の母親像・育児論

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・ポジティブに育児をこなし、子供の良き理解者であり、子供の可能性を伸ばす育児をしている
・家事も常に完璧
・オシャレも手を抜かず、いつもキレイにしている
・いつも笑顔

などが、代表的な母親像ではないでしょうか?

テレビやSNSを見ると、芸能人ママや一般人のママでも、上記のような『理想の母親』を完璧にこなしているようなママが沢山。そして『○○のような子供を育てるには、こうしましょう!』『こんな子育てが、子供をダメにする!』などといった育児本や記事も多く目にしますよね。
先ずは、多くの育児本や育児のプロなどが推奨する、よく耳にする育児法(育児論)をご紹介したいと思います。

◎母乳とミルク…どちらにすべきか
◎抱っこのし過ぎは『抱き癖』がつく
◎離乳食の内容・時間・量
◎食事は手作り・添加物は避ける
◎家族一緒に食べる
◎寝る時間は〇時まで・起きる時間は〇時までにさせる
◎3歳までは母親は仕事を控え、一緒に過ごす
◎子供を叱る時には感情的にならず怒鳴らない、『ダメダメ』言わない
◎とにかく褒める
◎自立心・自尊心を高めるとされる育児をする
◎読み聞かせをする
◎物(ご褒美)で釣らない
◎テレビやゲームなどは、なるべく見せない・させない
◎外で遊ばせる
◎同年代の子と一緒に遊ばせる


など、ざっと思い付くものを挙げてもこんなに!しかし、この育児論…困ったことに、全てが全て一緒の内容ではなく、真逆の説(例:抱っこによる『抱き癖』を懸念するものもあれば、抱き癖を心配せずに沢山抱っこしても良い!)を唱えている場合もあるので、時にママを混乱・困惑させてしまいまうことも。
とは言っても、育児論や育児のノウハウなどを全否定しているわけではありません。場合によっては、とても参考になったり、助けられる場合も実際に多いと思います。

育児本などを読んで、自分の子供にそれを試してみたい!…ということに、なんら問題はありません。でも、問題なのは、その育児法通りにすることができなかったり、言われた通りにしたのに上手くいかなったことに酷く罪悪感を抱いたり、自分の育児が間違っているのでは?…と、思ってしまうことです。

◎就寝時間が〇時を過ぎてしまった
◎感情任せに子供を怒ってしまった
◎外遊びをさせられていない
◎外で遊ばせているのに、食が細い…夜寝てくれない
◎沢山褒めているのに、子供が自分に自信を持たない
◎社交性を身に付けさせようと、同年代のお友達と遊ばせようとするものの、子供が一緒に遊びたがらない


など、ママの都合(仕事や家事・用事、体調などによって)でできないこともあれば、子供自身の性格や、その時の気分などによっては上手くいかないことも多くあり、そのことでママ自身を責めてしまったり、育児本通りに行動しない子供に『うちの子供は何か問題があるのでは?』と不安になってしまったり…こういったことが積み重なっていくと、いつしかママへのストレスに繋がってしまうケースはよくあることです。

思わず『えっ!?』と思われるような、筆者の育児

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筆者の私は子供が苦手。結婚後、度重なる話し合いの末、主人の意見を尊重して、今娘がいるのですが、やはり苦手なものは苦手。苦手ゆえに、妊娠・出産・育児に関して、大した知識はありませんでした。

じゃあ、育児本を読んで勉強したのか?…というと、分からないことはネットで調べたり、実の母親に聞いたりはしましたが、本腰を入れて育児本などを読んだことはありません。それは、育児論通りに子育てして、その通り子供が育つか?ということに、そもそもの疑問を抱くような性格の私に、育児論的なことは合わないと分かっていたからです。

娘が実際生まれてからは、同じく子供のいるママから『こういう育児法があるよ!』と教えてもらったり、ネットで何気なく見つけた育児関連の記事を読むことはもちろん増えましたが、それらを取り入れているかと言われたら、良い意味でも悪い意味でも、基本は一旦右から左の耳へスルー。それとなく、頭の引き出しに知識として入れておく程度にしています。

良いと思ったことはそれとなく取り入れ、私たち母娘には向いていない…合わないと分かれば、それまで!上手くいったら『あっ、ラッキー!』といった感じで思っています。

それでは、理想とはかけ離れている、私の育児を少しご紹介します。
《食事》
離乳食・現在は幼児食のメニューや量は参考にしましたが、インスタなどで見かける、豪華で何品もの料理は作ってはいません。私なりにできる限り栄養のあるものを作り、娘の食べっぷりをみて量は調整。少し多めに作って、連日同じメニューを出したり(余裕があれば、少しアレンジも)、用事で出かけた際や、自分の体調不良の時は、栄養云々は抜きで簡単なもので済ませてしまってもいます。

間もなく3歳を迎える娘ですが、家族揃って食事をしたことは1度もなし。我が家は、夫婦間でも食事を揃ってすることは年に数回程度。世間で言う、理想の食卓とはかけ離れています。 本来、せめて私と娘だけでも一緒に食事をするべきなのは承知の上。でも、私には娘の食事の補助をしながら、同時進行で自分も食べることが上手くできずストレスに。かと言って、補助をせず、娘に好き放題食べさせることも大きなストレス。結果、娘にごはんを食べさせてから、自分は食べる…というやり方に今はしてしまっています。


《外遊び》
愛犬の散歩で毎日外には出ていますが、遊びとなるとほぼなし。最後に外でしっかり遊ばせたのは…軽く半年前の話になってしまいます。俗に言う『外で遊ばせて、体を疲れさせないと寝ない』というのは当てはまらず、普通に寝てくれる娘。お散歩や公園に行くのは好きな娘ですが、お家遊びでも満足してくれている娘を良いことに、インドア派の私はそこに甘んじてしまっています。

また、外遊びに積極的になれない他の理由(言い訳)として、自閉症の娘が、外にいる時に『癇癪スイッチ』が入ってしまうと、対処するのが普段以上に大変というのもあります。


《叱り方》
しょっちゅう『ダメ!』も言えば(ダメな理由は説明します)、感情的に怒ってしまうこともあります。感情的に怒ることで、良いことはないのは分かっていても、常に穏やかに…とはいきません。


《本の読み聞かせ・勉強》
読み聞かせはできていません。本を読んでも、娘は一切興味なしで聞きもせず。娘にとって、本はページをめくったり、破って楽しむおもちゃになっています。教育熱心ではない私は、日常生活の延長上で、数字やひらがな・アルファベットなどをそれとなく教えることはあっても、本格的に勉強はさせていません。

今の娘にとって、いちばんの先生は『テレビ』。お気に入りのアニメやクイズ番組から、アルファベット・数字などを勝手に覚えていってくれているので、この年齢の娘にはそれで良いと思っています。


《社交性の育成》
以前住んでいた所では、たまに仲良くしているママ友と会い、そこで子供たちも遊ばせる…という機会がありましたが、この半年程は一切なしです。2ヶ月前の引っ越し後、私自身新天地で友人ゼロ、娘は自閉症の療育で大人(セラピスト)との関りはありますが、プレイデートをする機会は作れていません。
この他、娘のトイレトレーニングも全くスタートできていませんし、未だに哺乳瓶で食後のミルクは飲んでいます。『3歳にもなるのに⁉』と驚かれることもありますが、トイトレは娘がまだその段階に立てていない(あくまで私の判断目線ですが…)、哺乳瓶に関しては本人の強いこだわりもあるので、『そのうち…時期が来たら』というスタンスで考えています。

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この記事のライター

Sky_Macanoni Sky_Macanoni

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