2022年9月27日 更新

どうしたら予防できる?助産師さん直伝の「正しい乳腺炎ケア」を知ろう!

乳腺炎についての基礎知識から、助産師さん直伝の乳房マッサージ、乳腺炎の予防法など詳しくご紹介します。乳腺炎にお悩みの方をはじめ、これから母乳育児を予定しているママも是非チェックしてみてくださいね。

【軽度な乳腺炎の治し方】助産師さん直伝!乳房マッサージでしこりを取る方法

gettyimages (308463)

① ホットタオルで乳房を包み込むように温める

② 清潔にした「親指」「人差し指」「中指」の3本で乳輪をつまみ、ねじりながら乳首を伸ばす。ねじる方向を変えて何度かこの動作を繰り返す。

③「乳輪」から「乳首の先」に向かって、指の腹でコリコリと揉みほぐしていく。

④ 乳輪をつまみ、乳首の先に向かってしごくように引き伸ばす。

⑤ 両手で乳房全体を包み込み、乳房の付け根から左右・縦横にゆっくり動かす。

⑥ 違和感やしこりのある部分に「人差し指」「中指」「薬指」を添え、圧迫(乳房の側面から圧迫する)しながらクルクルとマッサージする。

⑦ ⑥の動作をしながら「授乳」や「搾乳」を行う

【マッサージの注意点】
・力まかせはNG!優しく、力を入れすぎないようマッサージしましょう。
・体が冷えると母乳の出が悪くなります。入浴中など、体が温まっている状態でのマッサージが効果的です。
・「痛みが激しい」「発熱している」「マッサージをしても症状が改善しない」などは、自己判断せず病院を受診しましょう。

乳腺炎にならないためには?

【乳腺炎の予防法】
◎授乳や搾乳の前は、薬用石鹸で手を洗う
◎乳首と乳房をマッサージする
◎赤ちゃんにたっぷり母乳を飲んでもらう
◎余分な母乳はしぼる
◎疲れやストレスを溜めないよう体を休ませる
◎優しいホールド感のマタニティブラを付ける

メデラ ソロ電動さく乳器(シングルポンプ)

18,700
片手で簡単操作!スタイリッシュな片胸用電動さく乳器

助産師歴33年の母乳専門家が作ったブラ Tsumugi(つむぎ)

2,980
ベテラン助産師が一押しの、かわいいママのための授乳ブラ!

まとめ

gettyimages (308522)

今回は、助産師さん直伝の乳腺炎ケアについてご紹介しました。 最新の医学研究によれば、「”脂質や糖質の多い食事は乳腺炎の原因になる”という説に根拠はない」とされています。 もちろん、栄養バランスの良い食事を心がけることは重要ですが、乳腺炎を予防するためといって、食事に対し過度に神経質になる必要はありません。 乳腺炎に対する正しい知識を身に着け、心穏やかに母乳育児を楽しんでくださいね。

【乳腺炎のポイント】
☑︎乳腺をしっかり開くため乳房マッサージを行いましょう。
☑︎母乳が溜まらないよう頻回授乳(又は搾乳)をしましょう。
☑︎「高熱が出ている」、「乳首から匂いのある母乳(膿)がでる」といった場合は、迷わず病院を受診しましょう。
<参考> ■六訂版 家庭医学大全科
https://kotobank.jp/dictionary/kateiigaku/8/
■Medical Note
https://medicalnote.jp/
■乳腺炎ケアガイドライン 2020 刊行に寄せて
https://bit.ly/3ylbwxQ
■母乳育児支援ブック(著:桶谷桐子)
28 件

この記事のライター

星野サン 星野サン

この記事のキーワード

元気ママが気に入ったら
「いいね!」をしよう♡

カテゴリー一覧