2019年8月22日 更新

周りが変われば子供も変わる!発達障害を理解するためにおすすめの本

最近、注目が集まる発達障害。発達障害とはなんなのか、具体的にどうすればよいのか、を知るためにおすすめの本をご紹介します。

エドワルド せかいでいちばんおぞましいおとこのこ

ジョン・バーニンガム/作 千葉茂樹/訳

ジョン・バーニンガム/作 千葉茂樹/訳

らんぼうで、やかましくて、いじわるで、やばんで、だらしなくて、きたない、みんなをこまらせてばかりいるエドワルド。
でも、ほんとうは…。

世界中の子どもたちに愛されている絵本作家ジョン・バーニンガムの愉快な絵本。
発達障害の子どものための本、というわけではないのですが、最近読んで「あぁ、子供を育てるうえですごく大切なことが描かれている絵本だなぁ」と感じた絵本です。

作者のバーニンガムさんは、次男の幼稚園の担任の先生がお好きな作家さん、というのがキッカケで興味を持った絵本作家さんなのですが、考えさせられる絵本、楽しい絵本、様々な作品があります。

この作品に登場するエドワルドは、どこにでもいるふつうのこ。

でも、まわりの大人はエドワルドに「らんぼうもの」「やかましい」「いじわる」「やばん」「だらしない」「きたない」というような言葉を投げかけ、最後には「せかいじゅうのだれよりもおぞましいこどもじゃないか!」と言い放ちます。

エドワルドはそんなマイナスの言葉をかけられるたびに、どんどん悪い子になり、目の輝きも失われていきます。

でも、そんなエドワルドの良いところを徐々に引き出していってくれるのも、まわりの大人たちの言葉なのです。

「自己肯定感」を育てることが大切だというのは子育てにおいて大切だというのはよく言われることですが、この絵本は、そのことをしみじみ感じさせてくれます。

私はこの絵本を読んで、普段の自分の物言いを反省したのですが、その子の持つ「良いところ」を伸ばしてあげられる大人でありたいものですね。
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散らかっているとついついイライラしてしまいますが…。

「せかいじゅうのだれよりもだらしないのね」
と言われたエドワルド。
どんな気持ちだったのでしょう…。
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このようなことをきっかけに
エドワルドは変わっていきます。

まとめ

相模原でおこった悲しい事件や、先日の24時間テレビの裏番組、NHKの「バリバラ」(みんなのバリアフリー・バラエティ)で真っ向から24時間テレビの「障がい者=感動」の方程式に疑問を投げかけた、というニュースをみて、色々思うところがありました。

発達障害について書かれている本を読んでいるとよく、「発達凸凹(でこぼこ)」という言葉が出てきます。
発達障害の子どもたちは「ものすごく苦手なこと(凹)」もあれば、「ものすごく力を発揮できること(凸)」もある、という意味です。

なので、世界中の偉人の中にも発達障害だったのではないかと言われている人は多いんだそうです。周りの人々の理解や支えが、才能を花開かせてくれたのかもしれません。

障害のあるなしに関わらず、みんなで補い合い、助け合いながら、お互いを理解し、尊重していける世の中になっていけたらよいですよね。

そのために、正しく知るための第一歩を、踏み出してみませんか?
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むっく むっく

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