2025年1月14日更新

節分豆まきの方角とやり方｜これで完璧！恵方巻きの食べ方も解説

節分と言えば豆まき！子供たちの大好きな行事でもありますよね。でも、どうして2月3日に豆を投げるの？投げる豆ってなんでもいいの？知っているようで知らない『豆まき』の由来や正しい仕方を解説します。

どうして節分に『豆まき』をするの？その由来とは？
節分に豆をまく理由
節分にお馴染みの「柊鰯（ひいらぎいわし）」とは？
豆ってどんな豆でもいいの？
正しい豆まきの仕方
福豆は何個食べるのが正解？
豆まきの時間帯
恵方巻きの由来と意味
七福神にちなんで、恵方巻の具は7種類入るのが一般的！
2025年の恵方は？方角の確認方法
まとめ

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どうして節分に『豆まき』をするの？その由来とは？

「節分」と聞くと、多くの方は2月の行事というイメージをお持ちでしょう。しかし、本来「節分」とは「季節の変わり目」を指す言葉で、かつては立春、立夏、立秋、立冬のすべてを指していました。

ところが、現在では「節分」といえば、立春の前日のみを指すことが一般的になっています。なぜ、立春の前日だけが特別に「節分」と呼ばれるようになったのでしょうか？

旧暦では、1年は春から始まるとされていて、立春はお正月と同じくらい大切で特別な日でした。その為に1年の始まりとも言える立春の前日のみを『冬と春の大きな季節の変わり目』として節分と呼ぶようになったのです。

節分に豆をまく理由

節分に豆をまく理由は、大切な新春に向けて悪いことを引き起こす邪気を払うためであり、悪いことや邪気を『鬼』に見立てたことから『鬼は外！』『福は内！』と言うようになったと言われています。

豆まきとは、幸せな1年の始まりを願う大切な行事だったのですね。

ちなみに、昔は豆をまくのは「家長の役目」とされていましたが、最近では年男、年女、厄年の方だけでなく、家族みんなで豆まきをして楽しむイベントとして定着しています。

節分にお馴染みの「柊鰯（ひいらぎいわし）」とは？

古くから伝わる節分の風習に、「柊鰯（ひいらぎいわし）」を玄関に飾るというものがあります。柊鰯は、トゲトゲの柊の葉と、焼いたイワシの頭を組み合わせた、ちょっとユニークな飾り物。この飾りには、鬼が苦手なものを組み合わせてバリアを張ることで一年の無病息災を願うという意味が込められているんです。この二つを組み合わせることで、最強の魔除けになるんですね。

「柊鰯を作るのはちょっと面倒だな」という場合は、イワシの缶詰を飾ったり、イワシのおかずを食卓に並べたりするのも良いでしょう。大切なのは形式よりも「鬼(災い）を追い払うぞ！」という気持ちです。

豆ってどんな豆でもいいの？

節分で使う豆。今は市販のものを使う人が多いのではないでしょうか。しかし、正しい豆まきは『大豆』を炒ることから始まります。

炒った大豆を『福豆』と呼び、まず投げる前に枡に入れて神棚にお供えをします。神棚がない場合には、自分の目線よりも高い位置に白い紙（書道用紙など）を敷いてそこにお供えするようにします。

本来の豆まき用の豆は大豆を使って準備をしますが、北海道・東北・信越地方・千葉などでは『落花生』まいているご家庭も多いそうです。そして代用することが間違いではないそうです。

大切なことは、"本来の豆まきの意味や由来を知って行うこと"なのですね。

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正しい豆まきの仕方

豆まきの仕方も地域によって違いがあるそうですが、ここでは一般的な方法をご紹介したいと思います。

豆まきをするのは夜。窓を開けて『鬼は外！』と言いながら豆を投げて鬼が戻ってこないように『すぐに』窓を閉めます。

次は、『福は内！』と部屋の中にまきます。それを玄関から見て奥の部屋から順番に行い、玄関までまいて家中の鬼を追い払います。

ここで1つ、豆をまく人についても決まりがあるのはご存知ですか？本来豆をまくのは『一家の主』であり、年男・年女・厄年の人でも良いとされています。しかし、現在では家族みんなで豆まきをしても良いそうです。

豆まきは子どもたちの大好きな行事でもありますよね。家族みんなで1年の幸せを願いながら、鬼を退治していく、これが現代の正しい豆まきの仕方だと思います。

私の家では、小さな子どもがいるため、誤飲しないように新聞紙をまるめた大き目のボールを使って豆まきごっこをしています。このように、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、各家の事情に合わせてアレンジしながら楽しむのも良いですよね。

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福豆は何個食べるのが正解？

さぁ、豆まきを終えたら、福豆を食べる準備をしましょう！この時、豆は何個食べるのが正解なのでしょうか？

福豆は『年とり豆』ともいい、"自分の年齢にひとつ加えた数"だけ食べます。そして食べる際も、新しい1年の幸せや無病息災を祈りながらいただくのです。

豆まきの時間帯

夕方から夜にかけて豆まきを行いましょう。
この時間帯は、「年神様」を迎える準備として、古くから行われてきた伝統的な時間です。

また、夜には鬼が出ると言われているため、豆をまくことで、邪気を払って一年の無病息災を祈ります。豆をまく順番は、部屋の一番奥から玄関に向かってまくのが一般的。窓やドアを開け、「鬼は外！」と叫びながら豆をまき、「福は内！」と叫びながら部屋の中に豆をまきます。豆をまいたら再び鬼が入ってこないように、素早く窓やドアを閉めることがポイントです。

これにより、鬼を家の中から追い出し、福を呼び込むことができます。

恵方巻きの由来と意味

恵方巻の由来については、様々な説が伝えられています。

古い説によると、戦国時代の武将が節分の日に巻き寿司を丸かぶりして出陣し、見事勝利したという説や、江戸時代後期から明治時代初期にかけて、大阪では商売繁盛や家内安全などを願い、商人たちの間で巻き寿司を食べる風習が広がっていたという説があります。これらの風習が、のちに「恵方巻き」として全国に広まったという説が有力です。

節分の夜には、その年の恵方（縁起の良い方角）に向かって、願い事を心に秘めながら無言で恵方巻を食べきるという風習があります。この習慣は、七福神の一人である福禄寿が巻物を持つ姿に例えられ、「福を巻き込む」という意味が込められています。恵方巻を食べている最中に喋ってしまうと福が逃げてしまうと考えられているため“無言で食べる”というのがルールです。