いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかりやすい腹部の病気があります。原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについてご紹介します。今回は【肥厚性幽門狭窄症】についてです。
原因と症状
肥厚性幽門狭窄症(ひこうせいゆうもんきょうさくしょう)の赤ちゃんは、胃の出口である幽門の筋肉が厚くなっていて、十二指腸に通じる部分がとても狭くなっています。そのため、授乳をしても母乳やミルクが十二指腸に運ばれず、口に逆流してきてしまいます。
幽門の筋肉が厚くなるのは先天的なもの、またはホルモンが関係しているのではないかともいわれていますが、原因ははっきりわかっていません。生後2~3週間から2ヵ月頃に発症することが多く、男の子、特に第1子に多く見られます。
最初は吐く回数が1~2回だったのが、次第に多くなり、そのうちに授乳のたびに吐くようになって、勢いよく噴水のように吐くという場合にはこの病気を考えなくてはなりません。
幽門の筋肉が厚くなるのは先天的なもの、またはホルモンが関係しているのではないかともいわれていますが、原因ははっきりわかっていません。生後2~3週間から2ヵ月頃に発症することが多く、男の子、特に第1子に多く見られます。
最初は吐く回数が1~2回だったのが、次第に多くなり、そのうちに授乳のたびに吐くようになって、勢いよく噴水のように吐くという場合にはこの病気を考えなくてはなりません。
治療
「授乳のたびに吐く」「吐き方が噴水状になる」「体重が増えない・減る」このような症状があるときは、1ヵ月健診を待たずに至急受診しましょう。病院では超音波検査などで診断します。
一般的に治療は手術がすすめられており、厚くなった幽門部分の筋肉を切って広げます。入院は5日程ですが、手術をすれば再発はなく、合併症の心配もありません。手術後は早い時期から授乳も再開できます。
一般的に治療は手術がすすめられており、厚くなった幽門部分の筋肉を切って広げます。入院は5日程ですが、手術をすれば再発はなく、合併症の心配もありません。手術後は早い時期から授乳も再開できます。
ホームケア
授乳しても吐いてしまうので、水分不足で脱水症状を起こすこともあります。尿の量が減ったり、皮膚がカサつくような場合は要注意です。命にかかわるので、この病気が疑われるときは至急小児科を受診してください。
まとめ
子どもがかかりやすい腹部の病気の中には、ときには外科的な治療を必要するものもあります。おむつ替えや入浴のときに気づくことも多いので、お世話のときによく観察するようにしましょう。
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