2021年11月21日 更新

【就学相談体験談】普通級?通級?特別支援級?小学校で過ごすクラスを決めた理由(後編)

いよいよ就学相談会に参加します。娘が入学後に在籍する希望学級を伝え、その結果どうなったかや娘が入学後にどんな生活を送ったかを詳しく綴りました。悔いのない就学相談となるよう、参考にしてください。

1月 正式な就学先決定通知が郵送される 誰に反対されてももう揺らがない!

電話で伝えられた通り、1月に「情緒障害支援学級が適当という判定と、近所の小学校の情緒障害支援学級通学許可」が記された手紙が届きました。この手紙を受け取ったら、期日内に教育センターに承諾の電話をかけます。

かけた所、「ええっ!知的障害支援学級ですか?教科書とかも普通級と違うんですよ?良いんですか?」と驚かれましたが、1年近く相談と見学を繰り返して悩んで決めた結果ですので、「はい」と答えて終わりました。

また、お世話になっていた発達センターの心理士さんにも報告したところ、「知的障害支援学級にしちゃったの?今から取り消せないの?」とものすごく動揺されました。

病院にも発達センターにも反対された娘の進路決定でしたが、最も長い時間娘と関わっている療育先の先生が賛成している様子でしたし、筆者はこれで良いと思ったので、もう揺らぐことはありませんでした。(※筆者の娘の療育先では進路についてハッキリ口は出さないようです。)

決め手は娘の「ここが良い」

悩みに悩んで決めた娘の進学先でしたが、結局1番の決め手となったのは娘の言葉でした。近所の小学校の知的障害支援学級を見学した時、娘はとても嬉しそうで「ここが良い。早く小学校行きたい」と言っていたのです。結局通うのは娘ですから、娘が行きたいと思える所が1番だと思ったのです。

子どもの「なんとなく嫌」とか「なんとなく好き」は案外大切で、その気持ち1つで通ったり通わなかったりするので、これから就学先を決めるママさん達はお子さんとよく話し合うことをオススメします。

入学後の娘の様子とその後の進路変更

3回に渡って綴った「【就学相談体験談】普通級?通級?特別支援級?小学校で過ごすクラスを決めた理由」はいかがでしたでしょうか?子どもによって特性も性格も異なりますし、自治体によって制度も違います。ですから参考にならない方もいらっしゃるかもしれませんが、「就学相談で悩んで動いて苦しんだ仲間がいるんだな」と心を軽くして頂けたら嬉しいです。

ちなみに入学後、娘は知的障害特別支援学級に入級し、楽しく過ごしたりお友達トラブルに悩んだりの1年を過ごしてから、翌年同じ学校内に新設された情緒障害特別支援学級に移籍しました。勉強熱心な先生が毎日療育的な関わりをしつつ、個別で授業をしてくださっています。

就学相談で悩んでいる真っ最中は、「入学までに希望する学級が無ければ困る」と思っていたので、支援級設立担当の方とお話することに意味を見出せませんでした。しかし、年度内に情緒障害支援学級の学区が撤廃されたり、次年度に通学している小学校に情緒障害特別支援学級が設立されたりしたことを考えると、教育センターでの面談時に思い切って意見をぶつけたかいがあったと思います。

ですから、お子さんのより良い進路を切り開くため、希望や意見はどんどん声に出していってください。直接伝えるのは難しいという方は、アンケートに書くというのも良い手段です。

さて、現在の娘の小学校生活ですが、特別支援級ならば順調に通えるかなと思いきや、やはり悩んでは行き渋り、楽しいことを見つけてはまた頑張るの日々です。一筋縄ではいかない子育てですが、自立して楽しく生きていけるよう、精一杯応援していきたいと思っています。就学相談で悩んでいるママさん達、どうか頑張って下さい。
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