2018年11月13日 更新

子どもがかかりやすい感染症【水ぼうそう】って?

子どもがかかりやすい感染症の原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについて知っておきましょう。今回は【水ぼうそう】についてです。

子どもは感染症によくかかります。予防接種で防げる病気もありますが、繰り返し何度もかかる病気もあります。感染症の原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについて知っておきましょう。今回は【水ぼうそう】についてです。

原因と症状

水ぼうそうは水痘帯状疱疹ウイルスに感染して起こります。最もかかりやすいのは10歳以下の乳幼児で、くしゃみや咳による飛沫感染や、空中に漂っているウイルスでの空気感染でうつり、感染力の強い病気です。

10~21日の潜伏期間ののちに発病。最初は微熱程度の発熱と赤く細かい発疹が出ます。発疹は短時間で水疱になり、2~3日で全身に広がります。頭皮や口の中にできることもあり、非常に痒みが強い水疱です。

熱は2~3日で下がることが多く、水疱はやがてすべてかさぶたになり、1~2週間でだんだんキレイになっていきます。

治療

発症後2日以内なら、水痘帯状疱疹ウイルスに対する抗ウイルス薬を飲めば、発疹や発熱などの症状が軽くなります。また、水ぼうそうの患者と接触して72時間以内にワクチンを打てば発症を防げる可能性があります。早めに受診して相談しましょう。

ホームケア

水ぼうそうの発疹は痒みが強いので、不機嫌になったり、かいてしまったりします。かきこわすと化膿して痕が残るので、爪は短く切っておきましょう。

まとめ

水ぼうそうの主な症状は以下となります。

【熱】 〇
【発疹】 〇
【咳】×
【嘔吐・下痢】 ×
【予防接種】定期



病気のサインや経過を知って、早めに受診するよう心がけましょう。
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