2024年11月6日 更新

ママはどうしたらいい?方程式が存在しない本能『赤ちゃん返り』の対処法

ある程度自分の事が出来る様になったお子さんに訪れる一つの転機『赤ちゃん返り』。実はこれ、誰にでも起こり得るものなんです。いざその場面に直面した時どう乗り越えるかを考えていきます。

『赤ちゃん返り』のサイン

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一人で出来なくなる

それまで出来ていたことが出来なくなるのは典型的なサインなのでしょう。着替え、食事、トイレ、片付け、お手伝い…「やって」と言葉の明確さもなくなりお母さんの手を欲しがります。お母さんがどんなに説得しても、やろうとしないのが特徴です。

ただ、意図的にしなくなる子が多いのですが、意図的でもなんでもなく、本当に出来なくなってしまう子も、実際に居ます。

言葉遣いや行動が幼くなる

はきはきと喋る子が、途端にしたっ足らずになり、自分の事を「ぼく(わたし」から「〇〇くん(〇〇ちゃん)」と呼ぶ様になる、時折両手をついてハイハイをしたり指吸が始まったりするのもサインのひとつです。

おねしょやトイレの失敗が目立つ

おむつはとっくに卒業したはずなのに、ある日突然おねしょをし始めたりトイレの失敗をする様になったりします。「なんで!?」と思ってしまいがちですが、ここでこの失敗自体を責めてしまうとこれは『赤ちゃん返り』から道が逸れて眠る事、尿意を覚える事への恐怖に変わってしまうので、ゆっくり立て直していく方が得策と言えるでしょう。

くっつくことが増える

大好きなお母さんやお父さんにぴったりと身体をくっつける事が増えます。純粋に大好きな気持ちを体現しているわけですが、誰にも何にも邪魔をされずに存在を感じたい、感じて欲しい気持ちがあるからです。きょうだいのいる子は下のきょうだいが寝静まった頃に独り占めするかの様にくっついてくる子が多いでしょう。

突然赤ちゃん返りをしたら、どうしたらいいの?

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以上が『赤ちゃん返り』の概要になりますが、これが実生活で起こると本当にお母さんの労力はどんどんすり減ります。なんせやっと“赤ちゃんのお世話”から“幼児へのお世話”まで行きついたわけですから、「なんで出来るのにやらないの」とイライラだって起こって当然です。

新たに赤ちゃんのお世話を始めているお母さんも、一人目の時とは違い一人の赤ちゃんのお世話だけと言うわけにもいきません。上の子に対して愛情が伝わっていないのではと自分を責めてしまったりするお母さんの話も耳にしたりします。実際忙しさに余裕をなくし、愛情はいつだって抱いてるのにも関わらずです。

ですが、『赤ちゃん返り』を起こしたお子さんを、そのまま『赤ちゃん扱い』しなくていいのです。勿論叱りつける必要もありません。

子供の不安をありのまま受け入れる

子供の不安の根底にはいつだって「見放されるかもしれない恐怖」があります。それに対して「受け入れられる・認められる満足」はとても大きいものとして子供に安心を与えます。“赤ちゃん扱い”するのではなくその子はその年齢のまま受け入れてあげれば、それだけで不安は安心に変わります。

同時にお母さんのイライラの中には「もう大きいんだから自分でやらせなくちゃ」と言う心理があります。だってもう当たり前に出来る、甘やかしてはいけない、やってくれないと時間がいくらあっても足りない、あれもこれも仕事が増える、ここで助けたら今までの本人の頑張りを崩してしまう…様々な理由の込められた心理ですね。当然ですね。戦友の様にここまでの時間を築いてきたわけですから。

なので、『赤ちゃん返り』した子供が赤ちゃんの様にあれもこれも求めてきた時には、お母さんが自分の中で範囲を決めて、ちゃちゃっと求められるままに手を貸してあげるとイライラも時間もだいぶ減らせます。

例えばお着換え。「ママやって」と言われたら「いいよ、じゃあシャツは手伝うね。でもボタンはママには難しいから教えてくれる?」「ファスナーかませるのは手伝うけど、上まで引き上げるのは楽しいから〇〇ちゃんにやらせてあげるよ」など行動ではなくて言葉遊びを混ぜるだけで、語録の発達した子も『赤ちゃん返り』よりもお母さんとのやり取りに純粋にうれしさを覚えます。忙しい朝なんかは「じゃあ今日はママが全部やるね、凄い速いよ」と言葉のままに風のスピードの様に着脱を済ませてしまうのも一手です。

いかにお互いの間にストレスを生まないか、そこが肝心です、そこで叱りつければ子供の不安は倍増して悪循環に陥ります。

不用意な言葉で子供の心を傷つけない

お母さんがお手伝いをしてしまう事で、それが子供の「当たり前」になってしまう事も心配ですが、その子を赤ちゃん扱いしなければ、毎回同じだけの手を掛けなくても「お母さんはちゃんと自分を受け入れてくれてる」と頭も心も納得するので、次第に『赤ちゃん返り』も薄れていきます。

ですが一番気を付けたいのは

・「お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから」を言わない
・二人きりの時間を作る
・その子のそのままの頑張りを認める
・理不尽な怒りはぶつけない


なのではないでしょうか。

「お姉ちゃん(お兄ちゃん)だから」の一言で、「お姉ちゃん(お兄ちゃん)になったばかりにこれからはもう可愛がられない」と極端に考えてしまいがちなのが子供です。家族で過ごす時間も大事ですが、大好きなお母さんを独り占めする時間があると、お母さんもその日は丸々全てをその子に注ぐことが出来ます。

『赤ちゃん返り』したとしても、赤ちゃんではないので、自分の事を自分でしたり、お手伝いをしたり、下の子の面倒を見たり…普通の光景だって当然あります。そこで「さっきまで赤ちゃんだったのにね」と嫌味を添えるよりも「流石だね、助かるよ」と認めてあげる事は大事です。

そして『赤ちゃん返り』自体ではなく、『赤ちゃん返り』が引き起こしたあれこれは、イライラ増殖に繋がり、それらの要因はやはり『赤ちゃん返り』なわけですから、ついつい子供にぶつけてしまいがちですが、これは子供からしたら「理不尽な怒り」です。深呼吸してその怒りを鎮められる時間が出来るまでやり過ごしましょう。

まとめ

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やらなきゃいけない事に追い掛け回されるお母さんは、どんな事も受け入れるというのは不可能です。度重なる問題にどんどん追い込まれていく事もありますよね。

『赤ちゃん返り』は子供の発達が後退しているわけではなく、ちゃんと行き届いた愛情を失う事への不安や、きちんと人格そのものが成長している証です。なので、難しく考えず子供の不安に寄り添うイメージと、自分がイライラに取り込まれる必要がないと認識を持って、付き合っていく事で、そのうち消えていくものです。向き合ってる途中は必死でも、決まった方程式がない分かっちり考えずとも終わるものです。

子供の不安とお母さんのイライラは敏感に刺激しあうものなので、どこかでいい意味で肩の力も抜いて、気持ちもリラックスさせて、膝にお子さんを乗せて、手を繋いで好きなお話や、歌を楽しんでみると、少しの時間でもお互いに深く安心出来るでしょう。

『赤ちゃん返り』を卒業したお子さんはきっとものすごく成長していることでしょう、そんな日も楽しみですね。
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