2019年8月21日 更新

心理カウンセラーアドバイス!下の子が産まれた時の上の子との接し方

赤ちゃん返りは傷ついている証拠。仲良し兄弟になってもらう為には?

こんにちわ。心理カウンセラーの室橋歩美です。

今日は「下の子が産まれた時の上の子への接し方」について子供の心理を考慮しながらアドバイスをしようと思います。
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私自身も2児の女の子のママであり、二人目が産まれた時に1番心配だった事が「上の子へのケア」でした。

二人目が産まれる前から上の子へのケアについて真剣に考え、向き合った甲斐があり今のところ妹に優しいお姉ちゃんでいてくれています。

では、どうすればいいのでしょうか?

どうすればいいのかを早速解説していきたいと思います。
まず最初に上の子の立場に立ち状況を考えてみましょう。

上の子は今迄ママを独り占め出来たのに下の子が産まれた事によって、十分に甘えられなくなったり後回しにされる事が多くなります。
大人は「お姉ちゃん(お兄ちゃん)になったんだから」と言って我慢させようとしますが

その行動、ちょっと待って!

子供からしてみればそんな状況になるなら「下の子なんか産まれなければこんな事にならなかった」と感じてしまいます。
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下の子が産まれたらそんなものだ。仕方ないんじゃない?と思う方もいると思います。

しかし専門的な話にはなりますが、幼少期に兄弟間で感じた劣等感や嫉妬心(カインコンプレックス)は自己肯定感を抱きにくくし、後々の人格形成に大きく関わってきて成長した時に自立出来ない大人やアダルトチルドレンになってしまうんです。

ですから下の子が産まれても「甘えてもいいんだよ」「上の子ちゃんが大切だよ」のサインが凄く大切なんです。

今すぐ誰もが実践出来ること

上の子に「あなたが大切だよ」を伝えるのに誰でも今すぐ出来て、是非実践して欲しい事を挙げます。
①下の子が産まれた事によって上の子に出来なくなった事(添寝、入浴、抱っこ、遊び等)の出来なくなった理由を下の子のせいにしない。
(下の子の面倒をみているから駄目、と言いがちですが「ママは怪我をしてるから一緒に寝る事が出来ないの」等にし下の子への嫉妬心が生まれるのを極力防ぐ)

②声色に差をつけない。
(赤ちゃんの前だとどうしても赤ちゃん言葉になりがちですが、上の子がいる前では普段と声色を変えずに下の子と接し、自分との「違い」を感じさせない)

③上の子と接してる時に下の子が泣いてしまったりして下の子を優先にしなければいけない時はわざと嫌々下の子の面倒をみてる振りをする。
(嫌々下の子のところに向かう姿をみせて、自分より下の子の方が大切だと思わせるのを防ぐ。下の子への同情心も芽生える)

④下の子へ上の子のお下がりをあげたり貸す場合、上の子はとても嫌がるので「下の子が産まれたからあげなきゃいけないんだ」と思わせない理由をつける。
(私は「これ上の子ちゃんは使えなくなっちゃった!違うのにしようか。でも捨てるの持った得ないね。下の子ちゃんにあげちゃおう」って言ってます)

⑤何か出来た事を今迄以上に過剰に褒める。今迄出来ていた事でも褒める。
(出来なくて甘えられる下の子を見て、出来なければ甘えられると思うのが赤ちゃん返り。赤ちゃん返りをしているのは傷ついている証拠なので赤ちゃん返りする前に「甘えられる喜び」よりも「自分で出来ることへの喜び」を接し方の中で教えてあげる)
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誰でも今すぐに出来る事を5つ挙げました。

まとめ

どうでしたか?
気にしていなかった方は今からでも遅くないです。

素敵なきょうだい。そして素敵な家族になる為に、親しき中にも礼儀あり!ではありませんが、家族に対して思いやりを持ち続けていきたいですね。
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あゆみゅん あゆみゅん

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