いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかりやすい腹部の病気があります。原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについてご紹介します。今回は【腸重積症】についてです。
原因と症状
腸の一部が腸の中に入り込んでしまうのが腸重積症です。原因ははっきりしませんが、風邪などの感染症をきっかけにして腸のリンパ節が腫れ、腸の壁がかたくなってしまうのではないかといわれています。生後4カ月から2才くらいまでに起こりやすく、2対1くらいの割合で男の子のほうが多いといわれます。
腸重積症の特徴は、突然不機嫌になって激しく泣き出す、しばらくするとおさまる、少し経つとまたグズって泣くという状態を繰り返すことです。これは腸が重なり合った部分の通りが悪くなるため、腸のぜん動運動が起こると痛みが強くなり、終わると痛みがおさまるからといわれています。
他にも便のところどころにいちごゼリーをたらしたような血便が出るのも重要なサインです。発症から時間が経つと、腸の血流が妨げられて壊死してしまう危険があります。間欠的に顔色が悪くなる、吐く、泣くなどの様子が見られたら、大至急受診しましょう。
腸重積症の特徴は、突然不機嫌になって激しく泣き出す、しばらくするとおさまる、少し経つとまたグズって泣くという状態を繰り返すことです。これは腸が重なり合った部分の通りが悪くなるため、腸のぜん動運動が起こると痛みが強くなり、終わると痛みがおさまるからといわれています。
他にも便のところどころにいちごゼリーをたらしたような血便が出るのも重要なサインです。発症から時間が経つと、腸の血流が妨げられて壊死してしまう危険があります。間欠的に顔色が悪くなる、吐く、泣くなどの様子が見られたら、大至急受診しましょう。
治療
問診と超音波検査ですぐに診断がつきます。発症してから24時間以内であれば、造影剤や空気、生理食塩水などを肛門から高圧で注入し、入り込んでいる腸を押し戻す「高圧注腸」という方法で元に戻ることが多いのですが、約10%は当日中に再発するため入院して様子を見ることもあります。発症から時間が経って腸閉塞を起こしていたり、高圧注腸でも元に戻らない場合は開腹手術になります。
ホームケア
高圧注腸で腸を戻した後に再発することがあるので、帰宅後1~2時間は様子をよく観察しましょう。
まとめ
子どもがかかりやすい腹部の病気の中には、ときには外科的な治療を必要するものもあります。おむつ替えや入浴のときに気づくことも多いので、お世話のときによく観察するようにしましょう。
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