いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかりやすい腹部の病気があります。原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについてご紹介します。今回は【水腎症】についてです。
原因と症状
尿は、尿管、膀胱、尿道を経て排出されます。この流れの途中に狭いところや流れの悪いところがあると、そこから上が塞がれて尿管や腎臓に尿がたまり、膨らみます。これが水腎症で、赤ちゃんの場合は先天的に細い部分があることがほとんどです。症状のないことが多いのですが、腎臓が大きく膨らんでいると、おなかにしこりがふれることがあります。
治療
水腎症は経過観察が基本です。1才までは約3ヵ月おきに超音波検査でチェックします。尿路感染症を繰り返したり、腎臓の機能が低下している場合には手術が必要になります。
ホームケア
外陰部は清潔にし、尿路感染症にかからないように注意しましょう。便秘もよくないので、離乳食では食物繊維をしっかりとりましょう。
まとめ
子どもがかかりやすい腹部の病気の中には、ときには外科的な治療を必要するものもあります。おむつ替えや入浴のときに気づくことも多いので、お世話のときによく観察するようにしましょう。
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