逆子のお産はリスクが高まることが多く、お産の時間も長引いてしまうことも。赤ちゃんが低酸素状態になると危険性が高まるので事前に硬膜外麻酔を挿入し、帝王切開できるよう準備しておきます。
逆子のリスクと対策を知ろう | MARCH(マーチ)
妊娠後期に突然、「逆子ちゃんですね」と医師から告げられることがあります。でも、必要以上に怖がる必要はありません。逆子についてしっかり知識をもち、安心して出産にのぞみましょう。
帝王切開の場合
帝王切開とは、母体の下腹部を切って子宮壁を切開し胎児を取り出す手術です。予定帝王切開もありますが、赤ちゃんがまだ十分に下がりきっていない時に、ママや赤ちゃんの状態が急変した時に行います。また、経腟分娩中に何か起きたり、耐えられないと判断した時などにも手術に移行する場合もあります。
【VBAC・TOLAC】
前に帝王切開をしたことがあって、経腟出産に挑戦することです。陣痛に耐えてる間に前回切った子宮の傷が開いてしまうことがあります。これを子宮破裂といいます。確率は低いですがリスクが伴いますので、分娩監視装置を出産までつけておきます。また、すぐに帝王切開に移行できるよう硬膜外麻酔チューブをあらかじめ挿入しておきます。
参考資料:ママと赤ちゃんのファイル
まとめ
「できるだけ医療処置は避けたい」そんな気持ちを抱くママは多いことでしょう。しかし医療処置によって救われる命もあります。あらかじめ知識として頭の隅に置いておくことも大切です。お産は命をかけた現場だからこそ。