2022年7月17日 更新

絵本の読み聞かせと読解力は比例しない?我が家の息子の体験談

絵本の読み聞かせは、語彙力を増やすなどのさまざまな効果があります。しかし、ただ読んだだけでは、読解力にはつながりません。絵本が大好きだったのに、読解力がまったく身につかなかった息子の話をご紹介します。

子どもが小さいうちは、絵本を読み聞かせてあげる親御さんも多いでしょう。絵本の読み聞かせをすると、なんとなく国語が得意になるイメージがありませんか?我が家の息子は絵本が大好きで、3歳の頃にはすでに自分で絵本を黙読していました。

そんな息子だったので、周りから「国語が得意になりそうだねー」とよく言われていました。筆者自身もそう思っていたのですが、小学校に入ってから実は国語がそれほど得意でもないことが発覚しました。今回は、絵本をたくさん読んでも国語が得意にならなかった、息子の実体験をご紹介します。

読解力のない息子

我が家の息子は、国語が苦手というわけではありません。しかし、ずっと絵本を読んでいたにも関わらず、「読解力」がほとんどないことに入学してから気づきました。説明文の問題はある程度解けるのですが、物語の問題になると登場人物の気持ちがまったくわからないようなのです。

例えば、「○○さんが泣いたのはなぜでしょう?」のような問題が出てくると、とても苦労していました。筆者が説明してもよくわからないらしく、納得できない顔をしていました。これほど読解力がないとは気づかずに、びっくりした記憶があります。

どうやら絵本を読み聞かせていても、ただ聞いているだけでは読解力は身につかないようです。以前に読んだ記事によれば、読み聞かせの間に親が子どもに質問をすることが大事だということです。
「読解力」に必要なことは、文字情報を追いかけながら、並行していろいろなことを考える力です。
主人公はどんな心情なのか? どんな因果でこのような話の展開になったのか? 物語が終わったあと主人公はどうなったのか?

文章では直接書かれていないことを読み解くためには、分析力や論理的思考力、想像力などを駆使しないといけません。

そして、このような「読解力」は絵本の読み聞かせをするときに親が子どもに質問を投げかけることで、確実に伸ばすことができるのです。
我が家の息子は、絵本を読んでいる間親が口を挟むのを極度に嫌がりました。そのため、こちらも余計なことは言わず、ただ文字をそのまま読むだけでした。今になって思えば、その読み方のせいで読解力があまり向上しなかったのかもしれません。

息子の読解力を上げた方法

問題を多く解く

1〜2年生の頃はまったく読解力がなかった息子ですが、5年生頃にはだいぶ読解力がついてきました。何か特別な特訓をしたわけではなく、ただ文章問題を解き続けただけです。

息子はずっとベネッセの「チャレンジ○年生」を受講しているのですが、コツコツと毎日勉強を続けた結果、徐々に読解力がついてきました。何事も「継続は力なり」だなと感じた出来事でした。

ドラマを観る

テレビドラマを観ることで、我が家の息子は登場人物の気持ちが少しずつわかってきたようです。小さい頃にはドラマにも興味がなかった息子ですが、大きくなってからだんだんドラマを見始めました。

すると、なぜ登場人物が怒ったり泣いたりしているのか、徐々に理解できるようになってきたようです。文字の物語とドラマでは文字の物語のほうがわかりにくいですが、ドラマを観るだけでも登場人物の気持ちを計るトレーニングにはなりました。
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この記事のライター

うしゃ うしゃ

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