2023年4月27日 更新

孤独な転勤生活を変えたい!見知らぬ土地で楽しく子育てする4つの工夫とは?

「夫についていく!」そう決意したものの、転勤族は思った以上に孤独でつらいものでした。そこで筆者の経験をもとに、孤独に感じたことを踏まえ見知らぬ土地で楽しく子育てするコツをご紹介します。

夫に転勤の辞令が下ると住まいや仕事、子どもの生活など環境は一変します。

ついていくと覚悟しても転勤先でイチから人間関係を構築するのは難しく、また身近に助けを求められる人はいません。そのためママは孤独を感じやすく、心身に相当な負荷がかかります。

筆者は30年間、生まれ育った愛知県を離れ、まったく土地勘のない大阪府へと引っ越してきました。夫には「会社という繋がり」があるけれど、退職して社会との繋がりのない筆者はまっさらな状態でスタートしなければなりません。

つらく孤独に感じ「どうにか生活を変えたい!」と試行錯誤をくり返し、今では楽しく穏やかに子育てができています。

転勤ママが「孤独だな……」と感じるとき

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子どもが未就学児の場合、保育園に通っていなければ自分から外に出ないと交流は持てません。そうは分かっていても外に出たくなくて、何をするにも気力が出ませんでした。

そんな筆者が転勤先に引っ越した当時、とくに孤独だと感じたものをご紹介します。

1.友人と気軽に会って話せないから

大阪へ引っ越す前から1日中、誰とも話さないのは日常的でした。ちょっと話したいなぁと実家に行くこともありましたが、頻度は高くなかったため転勤先でも「苦にはならないだろう」と深く考えもしませんでした。

しかし、いざ引っ越すと「連絡したら会える距離」と「連絡しても会えない距離」はまったく違うことに気づくのです。ふらっとお茶できないことを実感した途端、いたたまれない不安が襲ってきました。近くに住んでいたわけではなかったものの、”同じ県内にいる”安心感は大きかったんだ、とようやく気づきました。

それから出かけるのも億劫になり、引きこもりがちに。自分から外に出ないと交流を持てないと分かっていても、どうしても乗り気になれませんでした。

2.転勤先でのママ友作りは難しいから

転勤先でママ友作りに苦労している方は多いですが、転勤妻の中でもとくに未就学児のママが「63.8%」ともっとも苦労していることが分かりました。
転勤先でのママとの作りで苦戦したことがあるのか

転勤先でのママとの作りで苦戦したことがあるのか

「評判の良い小児科や保育園の情報を聞き出したいなぁ」とママ友作りを頑張った時期もありました。しかし意識するほど空回りし、報われない気持ちが生まれて孤独感はより強まるのです。

幼稚園や小学校など学校に通っていれば共通の話題ができ、話しやすいかもしれません。しかし転勤妻かつ未就学児の場合、話しかけるチャンスは少なく、ママ友作りはそうも簡単にはいかないです。

気が合いそう、と思っても初対面でLINE交換するわけにもいかず。かといって再び会えるのかの保証もなく、アレコレ考えすぎて「ママ友!」と呼べる方は結局1人もできませんでした。

3.近くに頼れる存在がおらず不安を抱えるから

1番困ったのが自身の通院です。筆者は産後の回復が遅く、長いこと通院していました。

引っ越す前は義両親の近くに住んでいたため子どもをお願いしたり、来てもらうなどして通院できましたが、大阪に引っ越したらそうはいかず。このご時世ということもあり子どもの同伴はNGばかり。外部サービスを試みましたが、病児保育や一時保育の空いてる日と通院日が合わず、どうすればいいのか困惑しました。

夫に無理を言って事なきを得ましたが「私なんかのために…」「ダメなママだ」と申し訳なさは尋常ではなかったです。身近に頼れる人がいないとこんなにも困るのかと大きな孤独に襲われ、心は不安定気味になってしまいました。

4.見知らぬ土地での子育てはストレスMAX

大阪に引っ越してから子育てへのストレスはMAXに。というのも愛知では車で移動するのが当たり前で、子連れでもストレスなくササっと移動できました。……が大阪では電車バスが主流のため、移動手段がガラリと変わったのです。

見慣れないバスに、独特の重苦しい空間に子どもは泣き叫び、焦った筆者は目的地に着いていないにも関わらず途中下車。もうバスに乗りたくない!と思っても、買い物には行かなければならず移動がとにかくストレスでした。

さらに土地勘もなく、知らない道を調べながら進むのにも余計疲れてしまい、帰宅する頃にはもうクタクタ。どうしても身が入らず、無気力状態の日もザラにありました。

他には公園へ行ってもすでにママ友の輪ができていて、ポツンと子どもと2人で遊ぶ姿はなんだか惨めに感じました。まさか自分が「アウェイ育児」に苦しむなんて思ってもみなかったです。

転勤先で孤独に感じず、楽しく子育てする4つの工夫

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転勤先にやってきた当初は「見知らぬ土地で子育てなんて心細すぎる……」と愛知県にちょくちょく帰省していました。しかし最近は孤独を感じたことすら忘れるくらい、子どもと穏やかに楽しく過ごせています。

そんな筆者が平穏な日々を過ごせるようになった4つの工夫を紹介していきます。

1.ママ友は意識して作らず、親子で心から楽しむ

ママ友作りに疲弊した筆者は「意識して作らない」ことを決意。大きめの公園で朝早くから子どもと追いかけっこしたり、寝転んだり心のおもむくまま、ゆったり過ごしました。

すると不思議なことに「一緒に遊ぶ?」「いつもここにいるんですか?」と話しかけてくれることが増えたんです。

他には朝から外にいると、ご年配の方が「可愛いね〜」と声がけしてくださることも。話せるのはママ友だけだと思い込んでいましたが、お孫さんの面倒を見ているおばあちゃんに遭遇し、思わぬところで育児の悩みを共有できた、なんてこともありました。

今まで張り詰めてたものが解きほぐれたのか、子どもの笑顔も増えた気がします。転勤先に引っ越してから孤独感でいっぱいな、筆者の緊張が子どもにも伝わっていたのかな…と反省しました。

2.子育て支援センターで交流を楽しんだ

人見知りな筆者はなんとなく避けていた支援センター。しかし勇気を出して行くと保育士さんが子どもと一緒に遊んで下さったり、転勤族の夫をもったママたちと出会えたり、行って良かったと感じました。

同じ月齢のお友だちと話すうちに自然とママ友ができ、なんの苦労をすることなく交友関係が築けたのです。

支援センターによっては年齢別でのイベントもあります。子どもの年齢が近いと話も合いやすく気軽に悩みを打ち明けられ、悩みを共有しやすいです。また同じ状況のママが集まっているのかな、と印象も受けました。

孤独に感じる転勤ママだからこそ、自治体のイベントに参加してみてはいかがでしょうか。

3.朝活でひとり時間を捻出した

思い切って朝活を始め、ひとり時間を楽しむことにしました。

17時にはお風呂と夕飯をササッと済ませて19時には子どもとともに就寝し、翌朝は4:30に起床。日の入り前に1人でランニングへ行ったり、子どもが寝ている間に仕事を終わらせるなど、束の間のひとり時間を楽しんでいます。

子どもと筆者は早くに寝てしまうため、帰宅する夫とは話せません。しかし朝早く起きる分、夫が出勤する前に顔を見て話したり、家族でゆったりと朝ごはんを食べています。保育園に行ってないからこそできることをしようと、メリハリをつけて朝型生活にシフトしていきました。

ひとり時間を作ってから、転勤先で孤独に感じることはぐっと減りました。むしろ朝一にやりたいことができ、達成感も生まれ自信がついたように感じます。

4.在宅ワークで子ども以外のつながりを作った

子どもは何ものにも代えがたい、大切で愛おしい存在ですが24時間365日ずっと一緒にいると息がつまってしまいます。

転勤先は保育園激戦区のため預けられず、一時保育も1ヶ月以上待ちの状態。そこで「子どもと離れる」考えは辞め、同じ空間にいながらできる在宅ワークを始めました。

子育て中のママと出会え、時にZoomでお互いの顔を見ながらランチ会を楽しむうちに、小さなことで悩まなくなりました。

子育てや仕事、夫婦の在り方を相談できるかけがえのない仲間ができ、今では孤独はまったく感じていません。

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この記事のライター

らむね らむね

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