昨今「卵子の老化」というキーワードが話題となり、妊娠には女性の年齢が大きく関わっていることが認知されてきました。妊娠の確率は年齢とともに下がるために、20代、30代、40代と年代によって妊活の進め方は違うといわれています。では一体具体的にはどのように進めるのがよいのでしょうか?年代別に最適な妊活戦略を紹介します。
20代の妊活
女性の年齢でいちばん妊娠しやすいのは22~23歳だといわれています。20代は子宮内膜は受精卵が育つ十分な厚さがあり、卵子の質が良く数も多いので、普通の夫婦生活を送っていれば2年以内に9割近くの人が妊娠するというデータがあります。
しかし、不妊の定義は「妊娠を望む健康な男女が避妊をせず性交をしているにもかかわらず1年間妊娠しない」とされていて、1年ほど自己流のタイミング法を続けても妊娠しない場合、婦人科を受診して基本的な検査を受けましょう。
20代で考えられる主な不妊原因は、子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群などですが、何らかの月経トラブルがある場合は婦人科を受診しましょう。
しかし、不妊の定義は「妊娠を望む健康な男女が避妊をせず性交をしているにもかかわらず1年間妊娠しない」とされていて、1年ほど自己流のタイミング法を続けても妊娠しない場合、婦人科を受診して基本的な検査を受けましょう。
20代で考えられる主な不妊原因は、子宮内膜症や多嚢胞性卵巣症候群などですが、何らかの月経トラブルがある場合は婦人科を受診しましょう。
【20代の妊活進め方イメージ】
セルフでのタイミング法 5回
⇓
病院でのタイミング法 2~6回
⇓
人工授精 5回
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体外受精・顕微授精へ
セルフでのタイミング法 5回
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病院でのタイミング法 2~6回
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人工授精 5回
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体外受精・顕微授精へ
30代前半の妊活
30代前半は20代とそれほど大差はありませんが、卵子の質も少しずつ下がり、数も確実に減っていきます。着床に不可欠な子宮内膜も20代より薄くなります。30代に突入したら妊活開始とともに婦人科で基本的な検査を受けるのがベストです。
妊娠を妨げる要因となる子宮内膜症やポリープ、子宮筋腫が増え始めるのも30代からです。30代前半で赤ちゃんが欲しいと思ったらまずは検査を受けてみましょう。
妊娠を妨げる要因となる子宮内膜症やポリープ、子宮筋腫が増え始めるのも30代からです。30代前半で赤ちゃんが欲しいと思ったらまずは検査を受けてみましょう。
【30代前半の妊活進め方イメージ】
セルフでのタイミング法 3~6回
⇓
病院でのタイミング法 2~6回
⇓
人工授精 4回
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体外受精・顕微授精へ
セルフでのタイミング法 3~6回
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病院でのタイミング法 2~6回
⇓
人工授精 4回
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体外受精・顕微授精へ
30代後半の妊活
30代は前半と後半では妊娠しやすさがまったく違うといわれています。卵子の老化が急激に進む30代後半は、妊娠に不可欠なエストロゲンやプロエストロゲンなどのホルモン分泌が減少し、卵巣機能の低下も顕著に。子宮の働きも弱まり、精子を子宮内に導き入れる頸管粘液の性状も悪くなります。
このようなことから、35歳を過ぎると妊娠率がガクッと急激に下がるため、30代前半と後半では治療の進め方や治療にあてる回数が変わります。
不妊治療は、タイミング法→人工授精→体外受精や顕微授精の流れで進みますが、必ずしもこの流れがベストとは限りません。下記のイメージはあくまでも目安なので、30代後半はすぐに検査を受けることが大事です。
このようなことから、35歳を過ぎると妊娠率がガクッと急激に下がるため、30代前半と後半では治療の進め方や治療にあてる回数が変わります。
不妊治療は、タイミング法→人工授精→体外受精や顕微授精の流れで進みますが、必ずしもこの流れがベストとは限りません。下記のイメージはあくまでも目安なので、30代後半はすぐに検査を受けることが大事です。
【30代後半の妊活進め方イメージ】
セルフでのタイミング法 3回
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病院でのタイミング法 2~6回
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人工授精 1~3回
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体外受精・顕微授精へ
セルフでのタイミング法 3回
⇓
病院でのタイミング法 2~6回
⇓
人工授精 1~3回
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体外受精・顕微授精へ