2020年4月6日 更新

【体験談あり】小児科看護師が教える「突発性発疹」について

だいたいの子どもが初めて高熱が続くと疑われる「突発性発疹」。小児科看護師である筆者が我が子2人の体験談も交え、医療機関にかかるタイミングや看護師として気を付けてほしいことをわかりやすく解説します!

だいたいの子どもが初めて高熱が続くと「突発性発疹」が疑われます。初めての高熱にはママやパパもびっくりされ、不安が大きいですよね。

そこで今回は、小児科看護師である筆者が我が子2人の体験談も交え、医療機関にかかるタイミングや看護師として気を付けてほしいことをわかりやすく話していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

突発性発疹とは?

突発性発疹とは、3歳までにだいたいの子がなるウィルス性の感染症です。両親の唾液から感染すると言われており、一般的な症状としては、38°以上の熱が3~5日間出て、解熱とともに全身に発疹が出現します。

特に生後半年から1歳にかかることが多いとされています。生後半年までは、母親からの「移行抗体」という母親からの免疫をつかさどる物質があるため、ウィルスから守られています。しかし生後半年以降はその物質が消失してしまうため、生後半年から病気にかかることが多くなると言われているのです。

しかし、不顕性感染といって、ウィルスに感染しても症状が出ずに経過してしまうことが2割から4割ほどあると言われています。年齢があがるにつれて発疹(赤いぶつぶつ)も出なかったりするそうですよ。

突発性発疹になった場合、病院にはいつかかる?

いきなり高熱が出てびっくりしてしまうママやパパも多いと思います。しかし、すぐに病院に駆け込むようなことはしなくても大丈夫です。

突発性発疹の場合、高熱の時は意外にも機嫌よくしていることが多いと言われています。そのため、ご機嫌であり、水分や食事がとれている、睡眠をすることが出来ているのであれば家で様子を見てもいいと思います。

もちろん、不安があれば病院にかかったりして医師の話を聞いてもよいと思います。


我が家の場合・・・

上の子はまさしく教科書通りというほどに突発性発疹で高熱が出ていても目が少しトロンとしているくらいでご機嫌だったのです。ですが、下の子の時は全くと言っていいほど高熱が出ているとき不機嫌でした。もう全くご飯も食べず、おっぱいばかり…。夜も眠れずずっと抱っこするという日々でした。

このように、高熱中にも睡眠や食事が出来なければ病院にかかって解熱剤を出してもらう方がいいと思います。子供にとっても高熱がしんどいと思いますし、育児をしているママやパパが倒れたら元もこうもないので、無理せず解熱剤に頼るのも一つの手ですよ。

こんな時は病院に相談してください!

① 水分(母乳やミルクを含み)が全くとれない時、おしっこが出ていない時。
 ⇒ 脱水症状になる可能性があります。

② 3日経っても熱が下がらず、高熱が続く場合。
 ⇒ 突発性発疹は3~5日以上高熱が続くと言われていますが、3日以上高熱が続くと違う病気の可能性もあるため、病院に相談してください。

上記以外でも不安なことがあれば、かかりつけ医に相談してみましょう。

熱が下がった途端に不機嫌になる…。どうして?どうすればよい?

突発性発疹によくあることなのですが、熱が下がったと思ったら不機嫌になる我が子…。実はこれ、原因は不明なのです。高熱で体力消耗されていてママに甘えたいのかもしれません。
我が家の場合・・・

我が子の場合、2人ともこの不機嫌が約1週間続きました。友達の子は2週間不機嫌で抱っこから離れられなかったり寝れない毎日であったと言います。我が子の場合は、私(ママ)の抱っこでなければ嫌らしく、1週間筋肉痛になるくらい抱っこし続けました。

私は「家事なんてやらなくてもどうにかなる!」という精神のもと、甘えてくれる我が子はこの時期だけかも…なんて思うようにして家事を放棄し乗り越えました。つらいですよね。でもこればかりは病院に行っても治ることはないため、周りに協力を求めましょう。

必ず機嫌は戻ります。実家などにも頼りつつ、ママやパパが倒れない程度に頑張ってください。
26 件

この記事のライター

はるりこママ はるりこママ

この記事のキーワード

元気ママが気に入ったら
「いいね!」をしよう♡

カテゴリー一覧