筆者は6歳の女の子を日本で、8ヶ月の男の子をフランスで出産し、現在フランスに住んでいます。2つの国で妊娠から育児を経験し、妊娠時の状況や育児についてのやり方など色々な違いに驚いたことが多くあります。今回は、そんなフランスと日本の細かい点についての違いを、筆者の体験談に基づいてご紹介します。
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【体験談】フランスでの妊娠・出産。日本との違いを感じたこと|元気ママ応援プロジェクト
日本とフランスで妊娠・出産を経験した筆者の体験談に基づいて、筆者が感じた日本とフランスの違いについてご紹介します。
体重管理がない!
第1子、第2子ともに妊娠時に10数キロの体重増加だった筆者。もちろん日本で検診に通った第1子の時は、毎回のように注意されていました。妊娠中につわりがなく、食欲が止まらず体重はどんどん増えていったので、検診が少し憂鬱でした。
一方、フランスで検診に通った第2子の時は、初診では体重測定がありましたが、その後の検診時には体重測定がなかったので、本当に気がラクでした。ただそのためなのか、筆者のフランス人のママ友は妊娠で20キロ以上増えて、出産後も体重が戻らないと言っていたので、全く体重増加を指摘されないのも逆に大変なのかもしれません。
スーパーのレジが優先、割り込みもOK
フランスのスーパーなどには、身体の不自由な人や妊婦が優先で使えるレジがあります。優先対象でない人が並んでいる場合、レジ係の方や直接本人に言って列に割り込むことが可能です。日本人の感覚ですと遠慮してしまいますが、「郷に入っては郷に従え」ということで筆者は何度も利用しました。
また、優先レジがない店舗でも、定員さんや前に並んでいる方から列の前に行くことを言われます。もちろん、それで他の方から文句を言われるようなことはありませんでした。
産まれた直後、子の口に小指を入れる?
フランスで元気に産まれた息子、そのまま色々な処置を助産師の方たちにしてもらいました。息子が泣いてしまったのですが、いきなり助産師の1人がなんと自分の(洗っていない)小指を息子の口に…!確かにおしゃぶり代わりのようで泣き止んだのですが…筆者と主人はあまりの衝撃に唖然。
「息子は大丈夫?」「しかもこのコロナ禍に…」と思いましたが、その後も他の方からも検診時に息子が泣いたら「(筆者の)小指を入れて」と言われたり、他のフランス在住日本人ママのブログでも書いている人がいたので、フランスでは普通のことのようですし、息子も問題なく育っています。
「息子は大丈夫?」「しかもこのコロナ禍に…」と思いましたが、その後も他の方からも検診時に息子が泣いたら「(筆者の)小指を入れて」と言われたり、他のフランス在住日本人ママのブログでも書いている人がいたので、フランスでは普通のことのようですし、息子も問題なく育っています。
今まで筆者はフランス生活も長くなり、衛生観念はどちらかと言うとフランス人寄りになっていると思っていたのですが、今回のことでやっぱり日本人なのだと再確認しました。