小学生の便秘はどのくらい?
NPO法人日本トイレ研究所が小学生5,678名に対して実施した「小学生の排便に関する記録調査」によると、10日間のうち、毎日排便があった児童は1,927人の33.9%でした。その他、「0~3日」が325人で5.7%、「4~5日」が821人で14.5%、「6~~10日」が4,532人で79.8%という結果に。
コメントを寄せていた中野美和子先生(神戸学園、さいたま市立病院 小児外科/非常勤・元部長)によると、今回の調査を「排便回数」でみると、排便が10日間のうち「0日~3日」だった子どもは合計5.7%であり、便秘症の可能性があるとのこと。
実際に我が子の排便回数が少ないと、心配になりますよね。特に春先は新学期を迎える緊張感から便秘になりやすいといわれるので、進級する我が子の様子もしっかり見守りたいものです。
実際に我が子の排便回数が少ないと、心配になりますよね。特に春先は新学期を迎える緊張感から便秘になりやすいといわれるので、進級する我が子の様子もしっかり見守りたいものです。
子どもの便秘対策におすすめの食材とは?
そこでママができることの一つとして、食事からのアプローチ方法を調査してみました。まずは、子どもの便秘対策となるといわれる食材をご紹介します。
●食物繊維を多く含む食品
専門家の意見を調査してみると、子どもの便秘には、大人のようにヨーグルトを毎日食べるといった対策はあまり推奨されていません。どちらかというと、育ち盛りの幼児には、たんぱく質のほか、しっかりと食物繊維をとることが推奨されています。
例えば、小児科医監修の「イーベンnavi」では、食物繊維には不溶性と水溶性があり、人間の消化酵素で分解されないため、ウンチの素になると解説されてます。水溶性の食物繊維は、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内細菌を増やす効果があると考えられているそう。雑穀、野菜、海藻、果物、芋類、豆類をとるといいそうです。
例えば、小児科医監修の「イーベンnavi」では、食物繊維には不溶性と水溶性があり、人間の消化酵素で分解されないため、ウンチの素になると解説されてます。水溶性の食物繊維は、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内細菌を増やす効果があると考えられているそう。雑穀、野菜、海藻、果物、芋類、豆類をとるといいそうです。
また、果物を食べさせたり、「ブラン」が入っているシリアルや、白いご飯に雑穀や玄米をまぜるなどして、意識的に食物繊維を摂ることが推奨されています。
●キウイフルーツ
腸の第一人者といわれる医学博士の松生恒夫先生監修の「子どもの便秘は今すぐなおせ」(主婦の友社)によると、いいうんちと腸をつくる食べ物ベスト3の一つに「キウイフルーツ」を挙げています。
キウイフルーツは、善玉菌のエサとなるオリゴ糖を多く含み、食物繊維の水溶性:不溶性が「1:2」と理想的なバランスであることなどが便秘にいい理由とのこと。特にオリーブオイルをかけて食べるのがおすすめだそう。これは試してみたいですね。